オリヴィア・ロドリゴ、2022年の米ビルボード＜ウーマン・オブ・ザ・イヤー＞受賞スピーチで先人に感謝

　現地時間2022年3月2日、米ビルボードが主催する恒例の【ウィメン・イン・ミュージック・アワード】が、米カリフォルニア州イングルウッドのYouTubeシアターで行われ、音楽業界で活躍する女性たちや、本年度の＜ウーマン・オブ・ザ・イヤー＞に選出されていたオリヴィア・ロドリゴが表彰された。

　「デジャブ」の強烈なパフォーマンスで授賞式をキックオフしたオリヴィアは、満面の笑みのシェリル・クロウから紹介を受けて、＜ウーマン・オブ・ザ・イヤー＞の受賞スピーチを行った。以下オリヴィアのスピーチ全文となる。

　「本当にクールです。まず、本日いらっしゃってくれたシェリルに感謝したいです。シェリル、私はあなたとあなたのソングライティングの大ファンです。この場に来てくださったことを心から感謝していますし、私にとって大きな意味のあることです。今夜表彰された素晴らしい受賞者の皆さんを祝福したいです。あなた方のアーティスト性と作品は本当に見事ですし、皆さんにすっかり感心し、ものすごくインスパイアされています。ありがとうございますビルボード、＜ウーマン・オブ・ザ・イヤー＞に選出され、とても誇りに思います。特別だった過去1年間で、信じられないようなことが数多く起きましたが、そのうちの一つになりましたので、感謝しています」

　「これを自分の仕事と呼べることがどんなに幸運なことなのか、考えない日はありません。幼い頃に曲を書き始めましたが、私が一番大好きなことで、自分にとって究極の感情のはけ口になっています。私がソングライティングに魅了されている一番の理由は、会話で表現できる以上に自分の感情を捉えることができるからです。ソングライティングは私にとってすべてで、人々が私の音楽につながりを感じてくれていることは、夢をはるかに上回っています。とても感謝しています」

　「音楽業界において若い女性でいることは、簡単なことではないですが、私のような若い女性のために道を切り開き、可能性を広げてくれた先人の女性ソングライターやアーティストからたくさんの力をもらっています。そこがこのイベントの素晴らしい部分です。本日出席したすべての女性がそういった垣根を打ち破り、物語を変え、お互いを支え合おうとしていて、この部屋に集まった素晴らしい女性の皆さん全員にとてもインスパイアされています。皆さんからの力添えに感謝していますし、私も皆さんをサポートしています」

　「ベッドルームの床に座り、毎日日記に曲を書いているすべての若い女の子たちに伝えたいことがあります。私は常にあなたたちのもろさ、創造性、勇気に心を動かされていますし、今日この場にいる全員が、みんなのためにこの業界をより良いものにするように働きかけていることを約束します。最後になりますが、私のチームに感謝したいです。私の素晴らしいチーム、レーベルであるインタースコープとゲフィン、そしてアメイジングなコラボレーターであるダン・ニグロ。あなた方の支えなしにはできなかったことです。私が幸運にも一緒に働き、友人と呼ぶことができる強く、聡明で、心優しい女性たちにも、もちろん感謝しています。あなた方全員のことを尊敬しています。皆さんありがとうございます。心から愛しています。素敵な一夜を過ごしてください」