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2021年9月3日、米R&Bシンガーのアニタ・ベイカーが、初期5アルバムの原盤権を取り戻す戦いに終止符が打たれたことを発表した。彼女はTwitterに、『ザ・ソングストレス』(1983年)、『ラプチュアー』(1986年)、『ギヴィング・ユー・ザ・ベスト』(1988年)、『コンポジションズ』(1990年)、『リズム・オブ・ラブ』(1994年)のアナログ盤が一堂に会している写真を、「私の子どもたちが皆帰ってきます」、「ありえないことが毎日のように起こります、ありがたいことに」などとコメントをつけて投稿した。
この喜びのツイートに対し、同じく初期作の原盤権をめぐる争いが大きく報じられているテイラー・スウィフトが9月4日に反応し、「とても美しい瞬間ですね、おめでとうアニタ!!」と、泣き笑いや拍手を表す絵文字と共に投稿した。この祝福メッセージをアニタは引用リツイートしながら、「あなたのファイアー&サポートをありがとう!!山をも動かせると、私たち皆をインスパイアしてくれています」と感謝を伝えている。
アニタは今年3月に、「奇跡的に」、「全てのアーティスト契約より長生きしてしまった」とツイートし、 「法律により、30年前の原盤は私に返却されなければならない(のに)残念なことに、相手は私に戦わせるつもりです。その準備はできています。(初期作を)宣伝したり買ったりしないでください」とファンに現状を説明していた。このメッセージで彼女はテイラーにも言及し、諦めないようエールを送っていた。(原盤権の問題が解消された現在、アニタは、「どんどんストリーミングして」と呼びかけている。)
3月のアニタからのエールに対しテイラーは、「作品を取り戻すための戦いを応援しています!ご支援に感謝します。ありがとうございます」と返信していた。
テイラーは、初期6作をリリースしたビッグ・マシーン・レーベル・グループが買収されたことにより、原盤権を買い戻す機会を失ったと2020年8月に明かし、これらのアルバムを再録音する作業を現在進めている。『フィアレス(テイラーズ・ヴァージョン)』が4月に発売され、『レッド(テイラーズ・ヴァージョン)』が11月19日に発売予定だ。
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