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2021年3月29日付“Billboard JAPAN Hot Albums”で、ジャニーズWEST 『rainboW』が、216,116枚を売り上げ、1位を獲得した。(集計期間2021年3月15日~2021年3月21日)
『rainboW』は前作『W trouble』から1年ぶりとなるジャニーズWESTの7枚目のフルアルバム。メンバーの桐山照史が出演するドラマ『ゲキカラドウ』の主題歌「週刊うまくいく曜日」や、同じく藤井流星・神山智洋の出演するドラマ『正しいロックバンドの作り方』の主題歌「証拠」などが収録されており、初回盤A、B,通常盤の初回プレス分には、CDデビュー7周年記念日に行われる生配信イベント視聴IDが封入されている。
ここでは前々作からのアルバム発売初週の売上がどのように変化しているかを調べてみた。(グラフ1: http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/98442/2 )に示す通り、前々作『WESTV!』(2018年12月発売)100,481枚、前作『W trouble』(2020年3月発売)187,215枚、今作『rainboW』216,116枚とリリースを重ねるごとに初週の売上が大きく伸びている。これまでの自己最高初週売上であった前作を超え、記録を塗り替えたことになる。
販路に着目するとECの比率が徐々に大きくなってきており、『WESTV!』では40%だったECでの売上が『W trouble』では49%に伸び、今作では売上の61.6%を占めるに至った。1年前に発売された『W trouble』に比較して、全体数は伸びていながら実店舗での売上が縮小しているのは、今まで実店舗で購入していたファンの一部が今作ではECを選択していると考えられ、コロナ禍による行動変容の影響が一因と思われる。
ジャニーズWESTと言えば以前から近畿地方での人気が高いグループだが、今作はどうだろうか。実店舗だけに着目して地域ごとの比率を見てみる(グラフ2: http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/98442/3 )と、2021年の全アルバムの比率が関東38.8%であるのに対し、ジャニーズWESTの場合は3作とも35%台と低く、近畿は全アルバムの14.1%に対し、3作とも18%を超えていることがわかった。『WESTV!』19.2%、『W trouble』18.6%、『rainboW』18.3%と微減傾向にあるが全アルバムの14.1%に比べるとまだまだ高く、近畿での強さは健在と言えそうだ。
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