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政治的意見をはっきり主張することでも知られるフー・ファイターズのデイヴ・グロールが、子どもの頃からそのスタンスが変わっていないことを、英紙The Independentとの最新インタビューで明かしている。
米民主党を支持するグロールは、過去にもブリティッシュGQの2018年6月号の巻頭インタビューで、当時大統領だったドナルド・トランプについて“我々の大統領を恥じている”、“とんでもなく嫌なやつ”などと述べるなど、ことあるごとにトランプ大統領を批判していた。
52歳の彼はThe Independentとのインタビューで、自身が育った米ワシントンD.C.で1980年代に開催されていた【Rock Against Reagan】コンサートを観に行った体験を振り返っている。デッド・ケネディーズやバッド・ブレインズなどが出演した、パンクなアンチ・レーガン・コンサートについて彼は、「(ナショナル・)モールでやっててさ、リンカーン記念堂の前。いつか俺が、(ホワイトハウスの)サウスローンで開催されるオバマの最初のデカい“パーティー”で演奏するために招待される所から4分の1マイルほど(の距離)だよ」と語っている。
「騎馬警官が警棒を持っててさ。めちゃくちゃだったよ。警官やレッドネック(守旧派)に殴られた。でも、息の詰まるようなレーガンの保守政権下で、(アンチ・ライブが開催された)場所とタイミングは適切だった」と彼は振り返った。
記事によると、グロールの父親はレーガン(共和党)のスピーチライターで、公立学校の教師だった母親は民主党の支持者だったことから、彼自身は政治に関わりたくはなかったそうだが、共和党のジョージ・W・ブッシュが遊説でフー・ファイターズの「タイムズ・ライク・ジーズ/Times Like These」をかけ始めたことに“個人的に気分を害した”彼は、対立候補だった民主党のジョン・ケリーの遊説先でこの曲をライブ演奏するようになった。フー・ファイターズは、昨年11月にジョー・バイデン新大統領の当選が決まった夜に生放送番組で「タイムズ・ライク・ジーズ」を披露しているほか、1月20日に開催された就任を祝うヴァーチャル・イベントでも演奏している。
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