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リンキン・パークの「イン・ジ・エンド」(2002年)のカヴァー・ヴァージョンが、トランプ米大統領の選挙キャンペーン動画に無断で使用されたとしてバンド側が抗議し、Twitter社が著作権侵害を理由にこの動画を削除した。
ホワイトハウスのソーシャル・メディア・ディレクターを務めるダン・スカヴィーノが投稿し、トランプ大統領がリツイートした動画には、Jung YouthとFleurieをフィーチャーしたTommee Profittによる「イン・ジ・エンド」のカヴァーが使用されていた。
ロイター通信によるとTwitter社は、リンキン・パークのMachine Shop Entertainmentよりデジタル・ミレニアム著作権法(DMCA)通告が出されたことを理由に2020年7月18日にトランプ陣営のツイートを削除した。
リンキン・パークはこの日、「これまでも今もリンキン・パークはトランプを支持しておらず、彼の組織に我々のいかなる楽曲の使用も許可していない。停止通告を出した」とツイートしていた。
また、カヴァーにフィーチャーされているJung Youthも、「今日、自分が関わったカヴァー曲を、トランプがツイートしたプロパガンダ動画で違法に利用していたことを知った。僕を知る誰もが知っていることだけれど、僕は偏見や人種差別に毅然と立ち向かっている。この動画が削除されるよう動いてくれたTwitterコミュニティーの全ての人にたくさんの愛を」と19日にツイートした。
2017年に死去したリンキン・パークの故チェスター・ベニントンも、生前トランプ大統領を声高に非難していた。自殺する約6か月前に彼は、「もう一度言う。トランプは米国にとってテロリズムよりも大きな脅威だ。我々は自分たちの声を取り戻し、信じるもののために闘わなければならない」とツイートしていた。
これまでも故トム・ペティ、ニール・ヤング、R.E.M.、リアーナ、ファレル、ガンズ・アンド・ローゼズ、スティーブン・タイラーなどさまざまなアーティストが、トランプ大統領に対し著作権侵害通告を出し、楽曲使用を拒んできた。
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