M!LK、六本木で“これぞフェス!”なステージを展開

2019年8月12日 / 10:45

 M!LKが出演した【コカ・コーラ SUMMER STATION 音楽ライブ】のオフィシャル・ライブレポートが到着した。

 佐野勇斗や板垣瑞生ら、メンバーそれぞれが俳優としても活躍中の7人組ボーカルダンスユニット・M!LKが、8月11日、六本木ヒルズアリーナで開催中の【コカ・コーラ SUMMER STATION 音楽ライブ】に登場した。酷暑の毎日が続く夏の夜に、清涼感ある楽曲を熱量高く届けるドラマティックなメニューで、7人は“これぞフェス!”なステージを展開。9月のツアーに向けた新曲も初披露して、集まった2000人のみ!るきーず(M!LKファンの呼称)を文字通り熱狂させた。

 毎年、夏に【テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭り SUMMER STATION】の一環として行われている今回の野外ライブだが、M!LKが出演するのは昨年に続き二度目。まずは“水”をテーマに、爽快さと切なさをとことん突き詰めた最新曲「かすかに、君だった。」で、清涼感いっぱいにステージの幕を開ける。続いて“この7人でいることが宝物”という想いを強く刻んだ「My Treasure」で力強く団結を示し、曽野舜太が「み!るきーず、愛してます!」と満面の笑顔で放てば客席は沸騰。地に足のついたテンポで前向きな想いを届ける「ハロー!」でも、滑らかな歌い繋ぎやボーカルワーク、息の合ったパフォーマンスで観る者を問答無用に楽しませてくれる彼らだが、このメンバー編成となって実はようやく1年というのだから驚きだ。

 昨年8月に新メンバーが3人加入した彼ら。昨年の【SUMMER STATION】が4人体制でのラストライブだったこともあり、MCで塩崎太智が「去年は4人で出演させていただいて、今年は7人で出れたのが嬉しいね」と語れば、すかさず板垣も「全然気持ちが違う」と返す。ペンライトがきらめく客席を見て「色が増えてカラフルになった。特に夜は綺麗だね」とリーダーの吉田仁人が伝えてライブを再開させたのは、メンバー人気も高いミッドバラード曲「逢い」。サビでは加入メンバーの宮世琉弥もソロを取って、“めぐり逢い 時間重ね”というリリックに7人のリアルな心情が重なってゆく。

 続く「愛と合図」でも吉田と曽野がハグしたり、持ち前の親しみやすいオーラで会場を和ませてゆく一方、なんと「お前ら盛り上がっていくぞ!」という板垣のシャウトからは初披露の新曲「SAY YEAH」をワイルドに投下! 塩崎を皮切りにラップもふんだんに盛り込まれたロックチューンで、3本のマイクスタンドを次々にパスする7人のパフォーマンスは、かつてないほど豪快なものだ。み!るきーずたちも吉田のレクチャー通り、ペンライトを振り上げハイスピードで回して熱狂を産み落としてゆくという、このふり幅こそ“変幻自在”をコンセプトに掲げる彼らにふさわしい。

 さらに「新学期アラカルト」「テルネロファイター」等、アッパーな人気シングル曲を畳みかけて、み!るきーすたちをブチ上げるメンバーも汗だく。しかし、白い衣装を汗で肌に貼りつかせて「俺、イケメンだと?」と板垣がキメれば、悲鳴のような歓声が湧き上がる。そんな客席を「向かってくるエネルギーがすごい!」と称賛した吉田が、「最後はかなり夏っぽい曲。寂しくなるくらい清涼感があるんで」と前置いて始まったのは王道サマーソング「TOUCH THE SUN」。眩しい太陽の陽射しを感じさせるようなナンバーのクライマックスでは、これまでになく高低差ある見事なハーモニーを板垣と山中柔太朗が放ち、最後は場内の全員で大きく手を振って、気温よりも熱い一体感の中でライブを締めくくった。

 9月には全国4都市を回るZeppツアー【“Summer Re:fresh~かすかに、君だった。~”】を開催するM!LK。変化を糧に大きな進化を遂げつつある彼らの姿を、ぜひリアルタイムで確かめてほしい。

TEXT:清水素子
PHOTO:笹森健一

◎セットリスト
【コカ・コーラ SUMMER STATION 音楽ライブ】
2019年8月11日(日)六本木ヒルズアリーナ
01. かすかに、君だった。
02. My Treasure
03. ハロー
04. 逢い
05. 愛と合図
06. SAY YEAH
07. 新学期アラカルト
08. テルネロファイター
09. TOUCH THE SUN

◎ツアー情報詳細
【M!LK LIVE TOUR 2019 ”Summer Re:fresh” ~かすかに、君だった。~】
2019年9月07日(土)大阪・Zepp Osaka Bayside
2019年9月16日(月・祝)福岡・Zepp Osaka Fukuoka
2019年9月21日(月・祝)東京・Zepp Tokyo
2019年9月28日(土)愛知・Zepp Nagoya


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