いよいよブレイク間近?!  あいみょんの新曲が急上昇中【Chart insight of insight】

2018年5月5日 / 12:00

 今週のHot100は4月リリースの新曲が続々と上位にチャートイン。米津玄師や星野源などのロングセールス組との競り合いとなっている。そんななか、ちょっと気になる楽曲が11位に上昇してきた。それが、4月25日にリリースされたあいみょんの「満月の夜なら」だ(【表1】)。

 あいみょんは、2015年3月にインディーズ・デビューした女性シンガー・ソングライター。刺激的な言葉遣いやエモーショナルな歌の世界観で話題を呼び、翌2016年にメジャーへと活躍の場を移した。デビュー当初は通好みのアーティストといったイメージがあり、いわゆるチャートの上位を賑わすようなイメージはなかった。しかし、今年に入ってから「ミュージックステーション」や「SONGS」といったテレビの音楽番組における露出が増えており、ついにベスト10を狙えるほど存在感を増してきたのだ。

 チャートを分析してみると、圧倒的にラジオのオンエア回数の比率が高い。4/2付で早くも17位までアップし、今週はなんと1位を獲得している(緑のグラフ)。このことから、いかにマスコミから注目されているかがよくわかるだろう。セールスポイントはまだ26位だがじわじわと上昇気味であるし(紫のグラフ)、CDのPCでの読み取り数を示すルックアップも31位となっていることから、少なからずレンタルを利用するグレーユーザーにもアピールできているのではないだろうか。

 実はここまでではないが、昨年8月にリリースされた前作のシングル「君はロックを聴かない」でもその萌芽が読み取れる(【表2】)。この楽曲のHot100での最高位は25位止まりだったし、セールスポイントは圏外であったが(紫のグラフ)、ラジオのオンエア回数に関しては8/21付ですでに1位を獲得している(緑のグラフ)。すでにこの時点でブレイクへ向けての基礎が固められていたことがよくわかるだろう。

 マスコミ先行型で気運が上がっているあいみょんが、実売数に結び付き、名実ともにブレイクするのは今後のプロモーションにかかっている。もちろん彼女の実力あってこそではあるが、すでに最初のゴールは間近に見えているのではないだろうか。Text: 栗本斉


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