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10度のグラミー賞をはじめ数々の受賞歴を持つテイラー・スウィフトが、5月10日に開催された【第64回 BMIポップ・アワード】でまた2つの栄誉を獲得した。“テイラー・スウィフト賞”と“ポップ・ソングライター・オブ・ザ・イヤー”だ。ビバリーヒルズにあるビバリー・ウィルシャーホテルで行われた式典では、この1年間で最も演奏されたポップソングの作者と出版社が表彰された。
スウィフトのクリエイティブで芸術的な才能と影響を賞し、その名前が冠されたテイラー・スウィフト賞だが、BMIの76年の歴史においてアーティストの名前の付いた賞が授与されるのはこれが2回目。1990年にマイケル・ジャクソンが初受賞して以来のこととなった。
また、スウィフトは4曲が“年間で最も多く演奏された曲”となり、ポップ・ソングライター・オブ・ザ・イヤーの名誉を受けた。「バッド・ブラッド」、「ブランク・スペース」、「スタイル」、「ワイルデスト・ドリームス」はどれも全米アルバム・チャート“Billboard 200”でNo.1に輝いた『1989』からの曲だ。
両親と弟に付き添われながら自身の名前の賞を受け取ったスウィフトには、会場からスタンディング・オベーションが贈られた。スウィフトは、「信じられない夜です。ソングライティングは私にとって大切なもので……、分かりますよね」と話すと会場にお礼を述べた。
なお、今回の【BMIポップ・アワード】ポップソング・オブ・ザ・イヤーには、「アップタウン・ファンク」(マーク・ロンソン)が選ばれ、最も多く演奏された曲に23曲が入ったソニーの音楽出版部門ソニーATVには、ポップ・パブリッシャー・オブ・ザ・イヤーが贈られた。また、37人のソングライターが初のBMIアワードを受賞、最多く演奏された50曲の中から受賞したのは、レイチェル・プラッテンの「ファイト・ソング」だった。
この他、「You’ve Lost That Lovin’ Feeling」、「On Broadway」、「Just Once」などのヒット曲を書いたソングライティング・チーム、バリー・マンとシンシア・ワイルにはBMIアイコン・アワードが贈られた。
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