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1969年1月30日に撮影されたザ・ビートルズの「ドント・レット・ミー・ダウン」のビデオが、YouTubeにて公開された。(https://youtu.be/NCtzkaL2t_Y)
公開された映像は、“ルーフトップ・コンサート”と呼ばれる演奏を収録したもので、映画監督のマイケル・リンゼイ=ホッグがディレクターを務めた。“ルーフトップ・コンサート”は1969年1月30日に、当時イギリス・ロンドンのサヴィル・ロウにあったビートルズが自らのために設立した会社 アップル社の屋上で行われたもので、1970年に公開された映画『レット・イット・ビー』のために実施。映画では、路上からビルを見上げる人々や、近隣のビルの屋上に上がって演奏を見ようとする人々の様子を確認できる。
ザ・ビートルズは1966年に通常のコンサート活動を終了しており、この“ルーフトップ・コンサート”が人前で行った最後の演奏である。
そこで演奏された「ドント・レット・ミー・ダウン」には、ビートルズの4人にビリー・プレストン(key)が加わり、当日は寒かったので、ジョン・レノンがオノ・ヨーコの上着を着て演奏している。なお、この映像は、究極のベスト、究極のザ・ビートルズである『ザ・ビートルズ1+デラックス・エディション』に収録されている。
YouTubeの説明文には、以下のように、この映像と楽曲が解説されている。
ジョン・レノンのオノ・ヨーコに対する愛情表現のひとつとして書かれた、真心のこもった情熱的な曲である。「溺れそうな時には、“誰かに洞察力が備わっていて僕が溺れていると気づいて助けに来てくれたら僕は非常に嬉しく思う”なんて言わない。ただ叫ぶだけだよ。」と、ジョンが、1970年に雑誌『ローリング・ストーン』で語っている。
楽曲の録音が行われてから2日後、アップルの屋上での撮影でバンドは「ゲット・バック」の後にこの「ドント・レット・ミー・ダウン」を演奏し、さらに「アイヴ・ガット・ア・フィーリング」を披露した。以前、ビートルズのミュージックビデオを撮影しているマイケル・リンゼイ・ホッグが再び監督を担当。ホッグがローリング・ストーンズの映像作品『ロックンロール・サーカス』に取り組んでいた1968年の終りに、彼とポールは定期的に会い、1969年1月にビートルズの演奏を撮影する相談をしていたのだ。そして1月30日、これがビートルズが人前で行った最後の演奏となった。
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