【インタビュー】「しろときいろ~ハワイと私のパンケーキ物語~」横浜流星、最強武器の肉体を今は封印…「青春、恋愛ものがちゃんとできるようになりたい」

2018年3月14日 / 09:56

 特撮テレビドラマ「烈車戦隊トッキュウジャー」(14)のトッキュウ4号/ヒカリ役で名前を知られるようになり、今年は現在発表されているだけで、話題の映画や5本のドラマに出演し、ブレークの気配を感じる若手俳優・横浜流星。一見、胸キュンラブストーリーが似合うイケメンだが、実は極真空手の有段者で、肉体派でもある横浜が、恋愛パートを担った本作での撮影エピソードや、俳優としての今後の展望などを語ってくれた。

主人公に恋心を寄せる幼なじみ役を演じる横浜流星

 「しろときいろ~ハワイと私のパンケーキ物語~」は、パンケーキで有名なハワイのカジュアルレストラン「エッグスンシングス」の2代目日本人オーナーをモデルにした爽やかなサクセスストーリー。

 湘南に住む高校生の澤野夏海(川口春奈)がハワイでのある出会いをきっかけに、世界的人気店のオーナーになることを決意し、苦悩や挫折を味わいながらも、家族や仲間たちを支えにして、夢をかなえるまでの軌跡を描く。

 夏海に恋心を寄せる幼なじみの光山涼介役を演じる横浜は「こういうピュアなラブストーリーはこれまでに何回かやらせてもらっていますが、僕はそういう生活を送ってこなかったので、うらやましくもあり新鮮でもあります」と撮影を楽しんだ様子。

 自身の恋愛スタイルは「女性を好きになったら僕から行きますけど、慎重でグイグイは行けないし、すごく好きなのに冷たい態度をとるっていう小学生みたいなことをしちゃうので、あまりうまくいかないです。ドラマや映画みたいな恋は難しいですよね」と、はにかみながら21歳のあどけない一面を告白した。

 涼介役については「人懐っこくて誰からも愛されるし、自分の素直な思いを持ちつつ、夏海にとってのベストな道に向かって背中を押してあげられる人」と分析して撮影に望んだが、「こんなにも他人のことを自分のことのように喜んだり悲しんだりできるキャラクターを演じることが難しいとは…」と苦労したことを素直に打ち明けた。

 さらに「男らしいけど、男っぽ過ぎるというのは違うので、そのバランスが難しかったです」と渋い顔も見せるが、「春奈ちゃんが自然に夏海として存在してくれたから、僕も涼介としてそこにいることができました」と自信ものぞかせた。

 その様子は、15~20話あたりで見られるそうで、「僕もまだ見ていないので、どうなっているのか不安もあるけど、一番見てもらいたいところです」とアピールした。

 
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