大森靖子、おとぎ話ら「タワレコメン」ゆかりのアーティストが共演

2014年11月20日 / 18:30

1979年のタワーレコード日本上陸以降、タワーを支えてきたファンへの35年間の感謝と共に、音楽やアーティストの持つ魅力をライヴという形で改めて伝えるアニヴァーサリーライヴ企画『TOWER RECORDS 35th Anniversary Live! EBISU 6DAYS』。タワーが展開するキャンペーン/イヴェント/フリーマガジンを各イヴェントのタイトルに冠し、11月17日から22日までの6日間連続で恵比寿・LIQUIDROOMにて開催中の同企画が、3日目を迎えた。ここでは、『DAY.3~スペシャルタワレコメン~』と題された11月19日のイヴェントの模様をレポート。

タワレコメンは、全国のタワーレコードのスタッフが、己の耳と直感だけを基準に世間で話題になる前のアーティストの作品をピックアップし、全店的なプッシュへと繋げるタワーの名物企画。今回は、そんなタワレコメンに選出されたさまざまなアーティストのなかから、スタッフ一押しの4組が集結したスペシャルな一夜となった。

トップを飾ったのは、大阪発の3人組で、新世代ギターバンドの注目株として精力的な活動を展開しているコンテンポラリーな生活。3人とは思えない爆音を響かせた冒頭の「死なない声を探す」をはじめ、ジャキジャキと切れ味の鋭いギター、ゴリゴリでブっといベース、疾走する場面でもズッシリとした重みでボトムを支えるドラムスのアンサンブルでガッチリとフロアをロックしていた。最後に、今月にリリースされたばかりの初フルアルバム『ヘドが出る前に』のタイトルトラック「ヘドが出る前に」を演奏。多くの観客に“もっと観たい”と感じさせたであろう、あっという間のステージに目を奪われっぱなしだった。

続いて、10年以上のキャリアを持ちながら、どこか少年性を漂わせる音世界で多くのファンを魅了しているおとぎ話が、お揃いのスーツでビートルズ「Good Night」に乗りながら登場。バスドラムやアンプを装飾する電球の灯りがほんのりとサイケ感を漂わせるなか、ライヴはちょっぴりセンチメンタルな「少年」でスタート。「ネオンBOYS」「Boys don’t cry」といった人気曲や、ファーストシングル「KIDS」、さらにフロントマンの有馬和樹に煽られた(?)牛尾健太のギターソロコーナーを挟みつつ、来年1月にリリース予定の新アルバム『CULTURE CLUB』の収録曲「COSMOS」でフィニッシュ。ロックンロールの魔法に魅せられうっとりするオーディエンスの姿も印象的だった。

後半戦の幕開けとなる3組目は、昨年に同名義でのバンドを解散し、ソロとして再スタートを切って以降も己の表現に磨きをかけ続けている黒木渚。そんなソロアーティストとしての彼女を象徴する一曲「革命」が高らかに始まりを告げたライヴは、ハンドマイクでステージを駆け巡った「フラフープ」から、初期からの人気曲「あたしの心臓あげる」まで、30分という短い時間ながらも多彩な選曲で展開。MCで来年に新作を発表することを解禁し、その収録曲「虎視眈々と淡々と」を初披露するというサプライズも! 髭の宮川トモユキをベーシストに迎えた新編成のバックバンドの演奏もバッチリで、会場は気品と色気を兼ね備えた黒木の魅力に終始包まれていた。

トリの大役を務めたのは、数多くいる女性シンガーソングライターのなかでもとびきり個性的な音楽性と存在感で話題をふりまく大森靖子。SEもなくフラっとステージに現れたかと思うと、突如詩の朗読を始め、続けざまにアコーステックギターを激しく掻き鳴らしながら1曲目の「あまい」に突入。静と動を自在に行き交う歌唱やギターテクニックは20代ながら百戦錬磨と呼べる圧倒的なもので、ときにシアトリカルなパフォーマンスを交えながらオーディエンスの視線を釘付けにしていた。本編ラストの「新宿」まで緊張感に吞まれていたような聴衆も、アンコールの「絶対絶望絶好調」「デートはやめよう」「呪いは水色」の3曲でテンションが爆発! ときにアコギ1本でフロアに降り立ち、アカペラ(最後は生声!)で一人一人の心に語りかけるようなステージは、タワレコメンの歴史にまた新たな伝説を刻んだと言えそうだ。

Photo by 埼玉泰史

【セットリスト】
◆コンテンポラリーな生活

死なない声を探す

嫌々々々

ハッピーライン

東京殺法

憎しみのブギ

ヘドが出る前に

◆おとぎ話

少年

ネオンBOYS

Boys don’t cry

KIDS

光の涙

COSMOS

◆黒木渚

革命

フラフープ

あたしの心臓あげる

虎視眈々と淡々と

◆大森靖子

あまい

エンドレスダンス

絶対彼女

あたし天使の勘忍袋

夏果て

hayatochiri

Over The Party

君と映画

新宿

<EN>

絶対絶望絶好調

デートはやめよう

呪いは水色


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