テンテンコ(元BiS殺し屋担当)猪木酒場で解散後の本音暴露

2014年9月11日 / 18:00

 横浜アリーナでの【BiS解散LIVE BiSなりの武道館】にて解散した異端児アイドルグループ BiS。殺し屋担当として奔走したテンテンコが、BiS解散後の活動や今後のヴィジョンについて語った。

<初の自主企画イベに向井秀徳/豊田道倫/ベルハーら参戦>

 9月12日 初の自主企画イベント【ブタゴリラ vol1】を実施するテンテンコ。このイベントは、向井秀徳アコースティック&エレクトリック、豊田道倫、BELLRING少女ハート、ju sei、フロリダ(滝沢朋恵、テンテンコ)、テンテンコ、DJテンテンコと錚々たる顔ぶれとなっており、この日テンテンコからとある発表もあるそうだ。その開催に向けて、本人のリクエストによりアントニオ猪木酒場でインタビューを敢行することになった。

◎テンテンコ(ミュージシャン)BiS解散後初インタビュー

--お久しぶりです、テンコさん。
テンテンコ:かんぱーい!
--かんぱーい(笑)!
テンテンコ:シャカシャカサラダーッ(笑)!
--店員さん、シャカシャカサラダひとつお願いします。BiS解散後も忙しく動き回ってる感じですか?
テンテンコ:まぁボチボチやってます。
--元BiSメンバー同士の写真がよくツイートされていますけど、テンコだけいないケースが多いじゃないですか。あれは意図的に会わないようにしているの?
テンテンコ:いやいやいや、別にそういう訳じゃないんですけど……でもね、どうなんですかね? 会いたいなとは思うんですけど、気持ち的にソレのところにいない的なところもあったり……うん。単純にタイミングが合わないのもあるんですけけど。
--フリーランスになってからどう? 大変?
テンテンコ:大変ですね、もちろん。でも、まだまだ足りないところばっかりですけど、自分で考えて何でも出来るという良い面もあるので。というか、誰だって最初は何もないじゃん。私はそこに一回戻ろうと思って。だって、私が今どこかの事務所とかに入ったら、私がやろうとしていること、やりたいと思っていることは別に売れるものじゃないし、事務所の人も困ると思うから(笑)。それだったら私ひとりでやれるだけやってみて、それでもどこかから「入って」って言われたら良いかなって思ってる。あ、サラダ来た。
店員:こちらのサラダは掛け声のほうがございまして、僕が「皆さん、元気ですかー!?」と言いますので、元気な声で「おー!」と返してください。「元気があれば!」と言いますので「なんでもできる」、「いくぞー!」と言いますので、ご一緒に「イチ、ニ、サン、サラダーッ!」と言ってください。大きな声で。じゃあ、いきます。皆さん、元気ですかー!?
テンテンコ:おー!
店員:元気があれば!
テンテンコ:なんでもできるー!
店員:いくぞー!
一同:イチ、ニ、サン、サラダーッ!!
テンテンコ:アッハッハッ! ありがとうございます(笑)。
--パフォーマンスの割にはサラダは質素だね。緑が多い。
テンテンコ:猪木感ない(笑)。
--せめてパプリカは欲しいよね。
テンテンコ:パプリカ、多めにしてほしい(笑)。

--BiS解散後はビキニ姿でDJやったりしてますよね。セレブみたいに。
テンテンコ:うん。あれはあのときに出来る最大限。てか、毎回何かいろいろ変えてやってるんですけど、まだ本当に探り探りやってる状態で、何が出来るのかとか考えながらそのときそのときでやってます。
--異様に楽しんでいる人と「あんなの、私の好きなテンコじゃない」って言ってる人と、DJテンテンコに関しては賛否両論聞いてます。
テンテンコ:本当ですか?
--そういう声って気になる?
テンテンコ:めちゃめちゃ気にしますよ。それはBiSのときから変わらない。でも今はひとりで全部そのときそのとき考えながらやってるから……納得していないことをやってる感覚はそんなにないから、全然まだまだだとは思うけど、別に何を言われてもわりと開き直れる。
--なるほど。ただ、今のテンコって何をしようとしているのか明確じゃないというか、どこを目指しているのか見えないです。
テンテンコ:本当ですか? 一番やりたいのは、曲作って歌うこと。音楽活動をしていきたいと思ってます。で、9月12日のイベントでいろいろ発表できたらいいなって思ってる。そこからぼちぼちやっていこうかと、自分なりに。
--テンコって今職業は何になるの? どこかの記事で「テンテンコ(ミュージシャン)」ってなってたけど。
テンテンコ:はいはい(笑)。でもそれになっていけたらいいなって。
--9月12日のイベントでは新しいテンテンコが観れるの?
テンテンコ:観……れるんじゃないですかね(笑)。まぁでも12日のイベントに来てくれれば、私が今後やりたいことは分かると思います。黙って観に来いっ!

--ところでテンコは猪木好きなの?
テンテンコ:(笑)
--やっぱりアゴつながりで?
テンテンコ:おい!
--アゴ界のトップスターみたいなところもあるじゃないですか。
テンテンコ:たしかにね! 強靭なね。
--そんな猪木が世界を制したんだったら「私もアゴ出てるって言われるけど、もっとビッグになれるんじゃないか」みたいな感じで勇気をもらったりするんじゃないですか?
テンテンコ:なんでやねん! でも凄いですよね。あんな大きな相手(アンドレ・ザ・ジャイアント)に向かっていくんですもんね。
--テンコにもそんな存在になってほしいです。というか、BiSより面白ことやってほしいです。
テンテンコ:いや、そんなね、期待されてもね、困りますよ!
--期待しますよ、そりゃ。
テンテンコ:もうBiSじゃないんですよ、私もみんなも。
--いや、BiSと同じことをやってほしい訳じゃないですけど。
テンテンコ:私はね、ただね、やりたいことをやるだけなんですよ。だからね、そんなに期待されると困る!
--そのやりたいことって面白いことじゃないの?
テンテンコ:私はただただ音楽やりたいだけですよ!
--自分がやりたい音楽を自分が良いと思うステージングで披露していくだけ、って受け止め方でいいですか?
テンテンコ:あたりまえじゃないですか(笑)。

--いつぞやの居酒屋インタビューで語ってくれた夢(http://bit.ly/1mY1BnP)はもうどっか行っちゃったの?
テンテンコ:なんですか、それ。
--保守的にならずセンセーショナルなこと、Chim↑Pomみたいなことやりたいって言ってたじゃないですか。その想いはちゃんと残ってるんですか?
テンテンコ:……うん。そうですね。
--(笑)。いや、ここ、重要なところよ?
テンテンコ:これ、キムチ入ってる(オムソバ食いながら)。
--世の中、驚かしたいんじゃないの?
テンテンコ:もちろんやりたいですよ! やりたいんですけど、良い音楽あってこそのソレだと思っていて、まだ私にはそれがないから。だから今はそっちに集中。私ね、いろんなことを一斉にはできないんですよ。だから今はいろんな音楽作っていきたいと思ってる。
--なるほど。
テンテンコ:あと、これは日本が島国ゆえのものでもあるんですけど、やっぱり違うものや変なものは大多数から排除されやすいじゃないですか。そういう考えが根元にあるから……要するに…………わりと、BiSってみんなと違って、最初は煙たがられていて「俺の好きなアイドルに近づくな」みたいなことを言われたりしていたけど、でもだんだんその場所で地位を築いていったことによって居場所ができて、格好良いと思われるようになった。でも今はそのBiSが無くなってバラバラになって、みんなそれぞれの事務所に入ったりして、私は「今はそのときじゃない」ってどこにも入らなかったじゃないですか。そうなると、私だけが違う動きになるから的(まと)になりやすいし、煙たがられる存在になると思うんですよ。でもそれは私が信じて選んだ道だから、そこでまた自分で何か築けたら、居場所を作れたらなって思ってて。その為にもまず観てもらわないと何も始まらないんですよ。で、人が「バカだなぁ」って思うことをやれたらいいなって思います(笑)。
--じゃあ、期待してもいいと?
テンテンコ:今はまだ何も格好良いこととかは出来てないかもしれないけど、これからだと思ってるんで。長く続けていきたいし、その上でもっと面白いと思ってもらえることをどんどんどんどんやれるように活動していきます!

<テンテンコ初映像作品は心霊ビデオ>

 なお、初の自主企画イベント【ブタゴリラ vol1】では、初映像作品『テンテンコの封印された映像1』を発売。その予告編(http://youtu.be/E9iG6J9wE6s)がYouTubeで公開された。この作品は、彼女自身のフェイバリットである心霊ビデオやB級映画を意識。普段見れない彼女の表情が見れるだけではなく、心霊映画ファンも楽しめる本格的な作りになっており、【ブタゴリラ vol1】以降も彼女が出演するイベント会場限定で発売される。

 リリースに際し、「今後も面白いこと、ワクワクすることをたくさんしていきたい」と語ったテンテンコ。今後の動向にもぜひ注目してほしい。

取材&テキスト:平賀哲雄
撮影:岩澤高雄

◎イベント【ブタゴリラ vol1】
09月12日(金)渋谷GAME
出演:向井秀徳アコースティック&エレクトリック
豊田道倫
BELLRING少女ハート
ju sei
フロリダ(滝沢朋恵、テンテンコ)
テンテンコ
DJテンテンコ


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