AKB48大島優子 卒業公演も最後は笑顔でお別れ

2014年6月10日 / 12:10

 6月9日 AKB48劇場にて、グループの牽引者であった大島優子の卒業公演が開催された。

 この日は大島をキャプテンとするチームKが復活。体育会系と称されていたメンバーは、スタートから気合十分のパフォーマンスを披露し、ユニットパートでは普段の公演ではない大島のソロによる「泣きながら微笑んで」も。そして「みんなの支えがあったからこそ私はこうして卒業できます」という言葉を添えて、メンバー揃って「支え」を歌い上げた。

 終盤に入ると大島に対してそれぞれ想いを伝え、宮澤佐江は「これからもずっと“心友”でいてください」、指原莉乃は「HKTに優子さんの想いを伝えます」、松井珠理奈は「これからも私たち後輩にかっこいい背中を見せてください」と、目を潤ませて言葉を絞り出した。しかし、高橋みなみが涙ながらに「卒業したら“戦友”ではなく親友になってください」とお願いすると、大島は「イヤです」とバッサリ。これにはしんみりしていた空気も一変し「えー!」と驚きと笑いが起こったが、「だって戦友は高橋みなみしかいない」と理由を明かすと、みんな納得して「本当にいい関係だね」と2人を讃えた。

 最後は初めて総選挙で1位を獲得し、センターに着いた「ヘビーローテーション」を披露。さらに全て終えると2階のバルコニーから顔を出し、「無事に卒業公演を終えることが出来ました。またどこかで皆さんお会いしましょうね」と劇場の周りに集まってくれたファンへ向けても挨拶。再び劇場に戻った大島は、改めて仲間たちに感謝の言葉を伝え、「私、絶対ファンの顔と名前忘れない」と前日の卒業セレモニー同様に満面の笑顔を残してステージを後にした。

 (C)AKS

◎大島優子のコメント
皆さんに…私たちAKB48はこのAKB48シアター、ドンキホーテの8階にあるこの狭い劇場から始まりました。250人というキャパで、最初私は1期生ではなく2期生と活動してきて、1期生はこの250人のキャパを埋め尽くすこともできませんでした。そしてどんどん人が増えて行って皆が応援してくれるようになって、「会いに行けるアイドル」というコンセプトが次第に広がっていきました。アキバ系アイドルとして始まった私たちが、昨日、味の素スタジアムという7万人の大きな会場を埋め尽くして、それは本当に夢のような出来事で、私たちは今もここ秋葉原の48シアターで活動しているので、昨日7万人の前で歌っていたのが今日は250人の前で歌っていてとても狭く感じるけど、でもこの狭い空間が私がAKB48の大島が生まれた原点です。ここで踊れなくなる、ここに通えなくなるのが一番悲しくて淋しいです。ここにはすごい想い出が詰まっていて、みんなの笑顔とみんなの汗と、楽屋の狭さと楽屋の汚さと空気の悪さと色々あるんですけど、でも本当にここから出発できてよかったなって思います。

小さな夢が大きな夢にかわって、今や大きな夢を背負って出発しようとしているんですけど、もう二百何十人という48グループがいて、毎日のように公演を行っているんですけど、その二百何十人の夢が皆で寄り添ってひとつひとつ頑張って形にしていこうと思ったら、これだけ大きな家族になりました。そしてそこで応援してくれる皆さんの力があってAKB48は8年半ここまで来られました。もうすぐで10年になります。柱のそこに、二本の柱がAKB48シアターにはあるんですけど、今8本あってあと2年で10本になるんですけど、私はあと2本が増えるのがすっごい楽しみです。それまで皆がここで毎日劇場公演をしていると思うと、きっと7時くらいになったら思うんだろうなと思います。公演始まった、皆踊っているんだ、でもここには来られないんだなって思うと、みんなの残像が頭に浮かんでくるんだろうなと思います。

普通の女の子だった私たちを見つけて応援してくれて皆さん本当にありがとうございました。普通の女の子が大きな夢を持って、もういいんですよね? その勇気を与えてくれてありがとうごさいました。私の能力は全然まだまだ足らないところがいっぱいありますけれどもここで8年、約8年半、培ってきたものを自信にしっかりと自分の足元を見て歩いていきたいと思います。

今日はここの秋葉原48シアターに来られなかった全国でAKB48の応援をしてくれている皆さん、今後もAKB48、そして私大島優子、そしてここから旅立っていった卒業生のことを応援よろしくお願いします。AKB48は私の宝物です。本当にAKB48の大島優子をありがとうございました。そしてソロ活動をしていく大島優子もよろしくお願いします。


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