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3月の初来日公演時よりコーチェラ、ボナルー、ロラパルーザとアメリカの3大音楽フェスすべてに出演、ツアーも精力的にこなし、経験を積んできている分、大分演奏が自然になっているというのがまず第一印象。ジャックは、同じテレキャスを曲ごとに自身でチューニングして演奏するのだが、前回に比べ、もどかしい間がなく、然程時間もかからず的確にこなしている姿からも明らかに成長が感じられる。
中盤に差しかかり「Paradise」のイントロが、大きな歓声に迎えられると、跳ねるようなベースラインとともに体を動かしながら、ようやくジャックも笑みを浮かべる。今回、特に印象的だったのが、本編のラストを飾った5月にリリースされたEP『Empty State』からの「Ride」。躍動するギター、突き抜けるドラム、空間を包み込みながら歪むシンセが織りなす重厚でサイケデリックなグルーヴに、時たま不安定なジャックのファルセットが絡み合い、7分強に及ぶ壮大な音のウェーヴと化し、押し寄せてくる。この曲のライブでの完成度の高さ、そしてその巧みなアレンジから、他にEPから「Dancing Shell」と「Ocean Repeating」しか演奏されなかったのは少し残念だったが、シューゲイザー、浮遊感溢れる瑞々しい80sサウンドを軸とした現在の音楽性から、まだまだその可能性は広がりつつあることを証明してくれた。
そしてじわじわと綿密にビルドアップされてきた高揚感は、アンコールの定番となったエネルギッシュでメロディアスな「Summer Holiday」で最高潮に達し、約70分に及ぶ公演が終了。終演後に仮装をした高校生、大学生などで溢れかえる渋谷の街に足を踏み出すと、まるで異次元体験をしたかのように、現実に引きずり戻される感があまりにも鮮烈だったのは、あの空間にいた観客全員が感じたのではないだろうか。
PHOTO: SHOICHI KAJINO
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