THE BOOMや植村花菜、鹿も参戦した奈良県の心地よいフェス【若草山 MUSIC FESTIVAL 2013】

2013年9月30日 / 19:14

 まずオープニングアクトとして一人目は弾き語りの女性フォークシンガー見田村千晴と地元奈良の4人組アーティストKIDSが好演。可能性を感じさせるパフォーマンスでステージをあたためた。そして、オープニング。FM802のDJ 大抜卓人、土井コマキが登場。奈良出身という2人の案内で「若草山 MUSIC FESTIVAL 2013」いよいよスタート。

 思いがけずトップに登場したTHE BOOM。まずは「神様の宝石でできた島」から。「このステキなイベントになんで出してくれないんだろう?と眠れない夜を過しておりました」と宮沢は若草山MUSIC FESTIVALへの想いを語った。3曲目に「風が欲しいよね?」とファンに語りかけると、察したファンは大喜び。「風になりたい」が披露された。続くMCでは奈良県出身である笑い飯の哲夫氏と仲良くしているというエピソード。「彼が奈良にすごく詳しく、奈良に美しい文化がある事を知って、同じ日本人として感動しました」と語った。そして、新曲となる「世界でいちばん美しい島」を演奏。ラストに宮沢が三線を手にすると期待度はいやがおうにも高まる。そう「島唄」だ。いうまでもなく、合唱となり、サビで宮沢はファンにマイクを向け、さらに若草山にも向けるように、より高くかざした。

 2番手はギターの吉田結威と金髪のヴォーカリスト山田義孝による男性デュオグループ、吉田山田。奈良に来るのは修学旅行ぶり、歌うのは始めてという東京出身の彼ら。ポジティブなメッセージに溢れた新旧3曲のオリジナルを披露。MCでは「神社で占ってみると『凶』がでた。鹿にせんべいをあげたら、指を噛まれて血が出た」と山田がいうと、吉田は「それは、いいことよ。鹿は神の使いだから」と突っ込み会場を和ませた。ラストは「孤独を感じた時にぜひ口ずさんで欲しい」と「魔法のような」を歌い、会場はあたたかな一体感に包まれた。

 中盤に登場したケラケラ、まず「さよなら大好きだったよ」の曲初めの第一声で紅一点、MEMEのミラクルボイスがリスナーの心をわしづかみにした。続く「虹色ハートビート」はノリのいいロックナンバーでステージのボルテージが一気に上がる。「スターラブレイション」はケラケラらしさが詰まったJPOPの王道をいくキラーチューン。始めてケラケラのライブを見る人たちを含めて、総立ち状態となった。また「ローリングデイス」では「まわるまわる」というサビでみんなでタオルを振り回し、若草山がさながら草原のディスコのようになった。ラストの「友達のフリ」はしっとりと切ないラブソング。ここでも、ケラケラワールドをみせつけた。

 爽やかな風のような存在でファンを沸かせたのがキマグレン。KUREIがファンを煽り、まず「海岸中央通り」「IT’S MY 勇気」を安定した演奏、パフォーマンスで披露し、会場は一つにまとまっていく。「トコシエ」ではゆったりしたリズムとレゲエ風の流れのなかで手を振り、コール&レスポンスでファンとコミュニケート。二人の爽やかなエネルギーで会場には柔らかで力強いエネルギーが漂った。続いて都会的でダンサブルな「WOW OH OH」を経て、「盛り上がる元気は残ってますか?」という彼らの問いかけに誘われ、最後は「LIFE」を演奏。ノリのよいサンバのリズムで盛り上がりも全開。みんなでタオルを振り回し、そして男女別にコール&レスポンスで盛り上がった。

 クラブテイストのサウンドとクールなステージング、そしてコミカルなMCを盛り込み、DJを率いたクラブスタイルで展開したのがTEE。「Lock You」では所狭しとステージをかけまわり、ショーアップしたパフォーマンスを見せた。そして、この日に誕生日だという来場者を祝福するコーナーの後「ハッピー☆ブギ」を演奏。続く「ベイビー?アイラブユー」は好きな女性に想いを伝えれないシャイな男心を切々と歌う珠玉のラブソング。ボーカリストとしての本領を発揮。「ラストは盛り上がってもいいけど、こういうロケーショーンなのです」と「ON’T CRY HIROSHIMA」を披露。戦争など社会的なメッセージとTEE自身の歩みをレゲエのリズムにのせて切々と歌った。そして、最後に「大事な人、仲間、恋人、家族いますか?」と問いかけ、そしてピースサインを掲げ「One Love!」と叫んだ。

 夕陽がステージ後方、生駒山に沈みかけたマジックアワーに登場したのがトリの植村花菜。 一曲目は「世界一ごはん」から。あたたかく、そしてどこか懐かしさが漂うバラードで上村はファンに語りかけるように歌う。そして、軽快なギターのカッティングから始まる、物悲しく優しい名曲「ミルクティー」を風をうけて歌った。「この斜面段ボールですべりたなれへん?」と気さくなトークにファンが微笑む。かつてFM802のヘビロテになった「ありがと。」を明るく元気に歌った。そして静かなアルペジオで「トイレの神様」が始まる。彼女とおばあちゃんのストーリー、シーンが進むたびに太陽が消え、風が彼女の髪とブラウスをそよがせた。暮れなずみ、ステージが彩られるなか若草山は静かな感動に包まれた。ラストは新曲となる「新しい世界」、「新しい一歩を踏み出すことで世界が広がる、そんなことを歌った」と彼女。希望にあふれた歌声を響かせるとトリたちの群れが若草山の空を舞った。さらアンコール「My Fabourite Songs」を披露。短いながらも充実したステージであった。

◎イベント概要
【若草山 MUSIC FESTIVAL 2013】
日時:2013年9月28日(土) 12:00開演
会場:若草山麓特設ステージ (奈良県・雑司町)
出演:植村花菜/ケラケラ/THE BOOM/TEE/KIDS/見田村千晴/キマグレン/吉田山田
MC:大抜卓人(FM802『on-air with TACTY IN THE MORNING』DJ) 土井コマキ(『BEAT EXPO』/『MIDNIGHT GARAGE』 DJ)

セットリスト
見田村千晴
M1. ラブソング
M2. 秘密
M3. 悲しくなることばかりだ

KIDS
M1.ミラーボール
M2.マーメイド
M3.四季

THE BOOM
M1.神様の宝石でできた島
M2.愛より
M3.風になりたい
M4.世界でいちばん美しい島
M5.島唄

吉田山田
M1.約束のマーチ
M2.頑張ることに決めた
M3.明日がくるよ
M4.魔法のような

ケラケラ
1.さよなら大好きだったよ
2.虹色ハートビート
3.スターラブレイション
4.ローリングデイス
5.友達のフリ

キマグレン
M1.海岸中央通り
M2.IT’S MY 勇気
M3.トコシエ
M4.WOW OH OH
M5.LIFE

TEE
M1.TEE MUSIC
M2.Lock You
M3.ハッピー☆ブキ
M4.べイビー・アイラブユー
M5.Don’t Cry Hiroshima

植村花菜
M1.世界一ごはん
M2.ミルクティー
M3.ありがと。
M4.トイレの神様
M5.新しい世界
EN. My Favorite Songs


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