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全裸や坊主を厭わず、オリコン週間ランキング6位(http://bit.ly/12zDPm6)を記録。今夏はアイドルフェスやRIJF、サマソニ参戦、7日連続ライブなども敢行してきた異端児的アイドルグループ BiSが、9月14日 最後の夏フェスへ臨んだ。
<電撃ネットワーク&非常階段と超混沌アクト 頭上に鶏の手>
この日【AOMORI ROCK FESTIVAL’13 ~夏の魔物~】へ参戦した彼女たちは、なんと朝7時半から電撃ネットワーク&非常階段と結成した“電撃BiS階段”として登場。猟奇的な表情のウイぽん(太鼓持ち担当)とギュウゾウによる蝋燭漬け、テンテンコ(殺し屋担当)とT.MIkawaによる真空パック等、電撃のお家芸を次々とコラボし、のぞしゃん(マイペース担当)はエフェクターで非常階段とノイズセッション。その間、プー・ルイ(リーダー)等のアイドルボイスと常識を逸した金切り声はカオティックに交わり続ける。
また、客席中央に設置されたリングへ移動すると、彼女たちは百戦錬磨のキラーチューンを披露。観客はリングによじ登り、ロープ越しにメンバーたちへケチャを送り、どさくさに紛れて飛び込んできた某プロレスラーは、ウイぽんに本気で蹴り落とされていた。そんなカオティックな空間にトイレットペーパーやら火花やら大量の鶏の手やら、本来ライブ会場に飛び交わないものが飛び交い、ミッチェル(キモイ担当)はバケツごと謎の液体をぶちまける。
<大物と交流~スタッフがステージ上から6人を探す非常事態>
そんなフェス史上稀に見る大混沌を生み出した後は、夜のBiS単体アクトまでバックヤードで共演者と交流。大槻ケンヂ、中川翔子、ROLLY、影山ヒロノブ、宮藤官九郎、ZAZEN BOYS、ピエール中野(凛として時雨)等々、錚々たるビッグネームたちとの記念撮影を楽しんだ。そして気持ちが高まりきったところで、アイドル枠のトリとしてメインステージに登場したBiS。幻想的な月の下、数千人規模の観客とはしゃぎ回り、最後の「レリビ」ではメンバー6人分散して客席へ乱入!
スタッフがステージ上から6人を探す非常事態の中、彼女たちは何も考えず自由に走り回り、そこにファンが花火を次々と打ち上げるという、めちゃくちゃなライブを幾つもやってきたBiSの歴史から見ても、トップクラスに痛快かつ美しい光景を生んでみせた。
取材&テキスト:平賀哲雄
写真:真田礼(Studio-Novel)/内山直也
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