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スティングが造船業を題材にした新しいスタジオ・アルバム『ザ・ラスト・シップ(The Last Ship)』のため、地元である英国・ニューカッスルに由縁のあるアーティストにコラボレーションを依頼した。彼は労働者たちを賛美するサウンドを生み出すために、シンガー兼俳優のジミー・ネイルの引退を引き止め、お馴染みのコラボレーターであるキャサリン・ティッケルやハーモニーを得意とするウィルソン・ブラザーズに参加を要請したようだ。
しかし、最大のサプライズ・ゲストは、シャガレ声のAC/DCのフロントマン、ブライアン・ジョンソンだろう。イングランド北部のニューカッスル近くで生まれたブライアンは数曲で歌っている。
スティングは9月25日全米リリース予定の同作へのアプローチについて、「ある要素をとって加えるとどうなるか見たいんだ。それが創造性を爆発させる。結果は予測不能だが、やってみる価値はある。少し混ぜることが俺の仕事さ」と話す。
『ザ・ラスト・シップ』には他にも、ジュリアン・サットンやジ・アンサンクス、そしてティッケルの弟、ピーター・ティッケルなども参加している。
同作は、2003年の『セイクレッド・ラヴ』以来となるオリジナル・アルバムで、同タイトルの新しいミュージカルのためにスティングが作った曲で構成される。帰郷物語である同ミュージカルは、スティング(本名ゴードン・サムナー)が育ったイギリスはウォールセンドにおける造船業の衰退を背景に描かれている。
「自分が触れ、愛し、そして学んできた全ての音楽が俺の音楽の基になっている。だから、多くの曲はイングランド北東の、フォークが基調となる音階がルーツになっているのさ」と話すスティング。新作のリリースを記念し、9月25日から10月9日にかけてニューヨークのパブリック・シアターで開催されるベネフィット・コンサート10公演にて、『ザ・ラスト・シップ』から数曲を披露する予定だ。
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