TK from 凛として時雨“自身の声と向き合う”静謐と激情が交差するツアーファイナルが終了

2014年3月17日 / 13:16

 “より自分自身の声と向き合うために”という決意の中、凛として時雨および、ソロによるバンドスタイルを経たTKが名古屋、大阪と巡った【TK Acoustic & Electric TOUR 2014“Killing you softly” 】のツアー・ファイナルが、2014年3月13日、東京・浜離宮朝日ホールで行われた

 会場となった浜離宮朝日ホールはコンサートやリサイタルで使用されるなど、クラシカルな雰囲気に包まれた会場で、オーディエンスも普段のTKのライブ会場とはひと味もふた味も違う、プレミアム感漂う様相に興奮気味のようであった。ステージ中央と下手後方に2台の鍵盤、少し上手側にはアンプとモニター、エレキ1本、アコギ2本とマイクスタンドに周囲を囲まれた特等席、そして、ステージの両袖に立てられたスピーカーという味のあるセットにも目を惹かれた。

 定刻通りステージに登場したTKの姿に、一瞬湧き挙がったオーディエンスはすぐに静寂を取り戻す。中央に設置された鍵盤の前に腰掛け、近くに設置してあるサイドライトを点けた“カチッ”という音が響くほどの静けさと、光が瞬く中、ピアノの音色と美しいハイトーン・ボイスが響き渡る新曲「罪の宝石」で幕を開ける。

 続いて、先で説明した特等席に席を移し、アコギを抱え、囁くような歌いだしから、空間を劈くような歌声までを轟かせた「テレキャスターの真実」。続く「鮮やかな殺人」では、鋭く激情的なギターリフと心震わせるような力強い歌声でオーディエンスを揺さぶってくる。

 ギターを少し慣らすように弾き、思い出したかのように「あっ。TKです。」と、一言挨拶し「abnormalize」へ。凛として時雨のナンバーを感情剥き出しにアコギでかき鳴らしていく。単なるアコースティックという枠に収めるのには限界があるほど、凄まじく繊細なサウンド・スケープは、曲中にも目まぐるしく変化を見せていく。さらに、サポートのピアニストをステージ上に呼び込み、初恋の嵐の「涙の旅路」のカヴァーを披露。息遣いまで聞こえてくるほどの生々しい臨場感が会場を埋め尽くした。

 エレキに持ち替えての「white silence」では、アコギの、空間に馴染みこんでいく音色とはひと味違い、空間系エフェクターを用いて浮遊感を漂わせ、逆らうように空間を震わせながら響いていく。それに呼応するかのようにピアノも荒々しく絡み合って疾走していくさまは圧巻の一言。

 暗転中は、時折ステージドリンクを口に含んだり、ギターとシールドを繋ぐ“カチャッ”と、発する音と、チューニング音が鳴っているのが大半であり、観ている側としても、凄まじい緊張感であった。しかし、「12th laser」では、演奏中に突然ストップし、「ちょっともう一回やっていいですか…?」とオーディエンスに問いかける、その途端、張りつめていた会場の緊張感がパッと弾けて、思わず笑い声が溢れる和やかな空気が会場を包み込むという一面も作ってくれた。

 クライマックスには、今日一番であったであろう、弦が切れてしまかと思うほどの激しいピッキングと、美しいヴィブラートが織りなす「Re:automation」、2人のピアノ・アルペジオが重なり合う壮大な音世界を凝縮した「illusion is mine」でフィニッシュ。

 会場中に鳴り響くアンコールを催促する大喝采に応えて再登場したTKは「楽しめてますか?」と、問いかけ、オーディエンスも満面の笑みで応えてみせる。「am326」、「Sergio Echigo」までを渾身の力で披露し、ソロとしての魅力を存分にみせつけて至極の時間に終わりを告げた。

 また、今年の6月には先日リリースしたファーストEP『contrast』を引っ提げて、初のバンド編成で巡るホールツアー、【TK from 凛として時雨 TOUR 2014 “contrast” 】の開催も決定している。

Photo:河本悠貴

◎【TK Acoustic & Electric TOUR 2014“Killing you softly” 】
3月13日(木)東京・浜離宮朝日ホール Set List:
01.罪の宝石(新曲)
02.テレキャスターの真実
03.鮮やかな殺人
04.abnormalize
05.CRAZY感情STYLE
06.fourth
07.(新曲)
08.涙の旅路
09.seacret cm
10.(新曲)
11.white silence
12.12th laser
13.Re:automation
14.illusion is mine
En-1.am326
En-2.Sergio Echigo

◎公演情報
【TK from 凛として時雨 TOUR 2014 “contrast” 】
6月12日(木)大阪・NHK大阪ホール
OPEN 18:30 / START 19:00
6月18日(水)名古屋・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
OPEN 18:30 / START 19:00
6月21日(土)東京・中野サンプラザ
OPEN 17:30 / START 18:00


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