SuG 活動休止決まるも「絶対にこのままで終わる訳がない！」

　ヴィジュアル系シーンの異端児として注目を集めるSuG。所属事務所 PS CAMPANYを卒業し、活動休止することを発表したばかりの彼らが、10月29日【SuG TOUR 2012「sweeToxic」】Zepp Tokyo公演を行った。

　オリコンウィークリーランキングTOP10入りの最新シングル『sweeToxic』の名前を冠した同ツアー。まだ折り返し地点の為、セットリストなどの詳細を記すことはできないが、彼らは活動休止前のツアーということもあってか、SuG史上最大の熱量をもって観客とのぶつかり合いを繰り広げている。

　Zepp Tokyo公演も、武瑠（vo）が活動休止について触れつつも「今、めちゃくちゃドキドキしてます。それはきっと、初めてこんなに失いたくない場所を見つけたと自分でちゃんと確認できたからで。それで1回休んでも、また全員で戦おうぜって、5人の意思をひとつにできたっていうことは、この先、今まで以上に超楽しいこと、超格好良いことをしていくんじゃないかって。だからね、俺たちは1回ハダカになるけど、絶対にこのままで終わる訳がない！」と語り、思い出作りじゃなく未来を切り開く為のライブを展開。ファンもこの想いに応え、全身全霊で狂喜乱舞していた。

　なお、SuGは11月8日 Zepp Nambaまで同ツアーを廻り、12月29日 国立代々木競技場第二体育館でのワンマンライブ【This is 0】で活動を休止する。

◎武瑠（vo）コメント
まず最初に、ファンの皆さん、関わってくださった関係者の方々へ、多大なるご迷惑をおかけすることをここにお詫びします。
加えて、あくまで前向きな判断である事をご理解していただけると幸いです。

理由は至ってシンプルなもの。今の状態で活動を継続して行くことは、自分たちの歴史を含め、関わってくれた全ての人への裏切りになってしまうから。

“過去に恥じない今である事” それだけが、生き物であるバンドが輝ける手段だと思っているし、自分たちが心からカッコいいことを挑戦して行くための、活動休止という選択です。
具体的なプランはまだ一切決まっていないけど、今まで通りSuGはただでは転びません。
背負ってきた“HEAVY POSITIVE ROCK”ってやつを今こそ体現する時だし、この試練を乗り越えられるだろうという、メンバーの絆を信じて踏み切った決心でもあります。
不安がないと言えば嘘になる。だけどいつだってメンバーだけじゃなく、周りの方々やファンに支えられてどんな困難も乗り越えてきたバンドです。
空白すら意味の在る事に変えて、未来を過去を、肯定する為に帰ってくることを約束します。

また、所属事務所PS COMPANYとの関係についてですが、仲違いしたわけでもなければ、解雇されたというわけでもありません。
ただただ、互いに見つめる方向が、少しずつズレてしまっただけだと思っています。
PS COMPANYと出会わなければ、今の自分たちはありません。だからこそ曖昧な関係性で誤摩化すわけではなく、向き合った結果の卒業です。
せめてものケジメとして、力を合わせて頑張ろうと約束したその日まで、誠心誠意の恩返しをしたいと思っています。

不器用でごめんなさい。心配かけてごめんなさい。だけど今を裏切る事は、過去も未来も裏切る事です。
それだけは絶対に、出来ない。今まで過ごしてきた一瞬一瞬と約束してきたから。
ほんの少しの間、寂しくさせてしまうけど、一人一人レベルアップして絶対に帰ってきます。
今までのSuGを誇りに思うが故の、活動休止という選択です。

どうか真意が、届きますように。