元グレイトフル・デッドのドラマー、ミッキー・ハートに逮捕警告

元グレイトフル・デッドのドラマー、ミッキー・ハートが暴力沙汰で法に関わるトラブルに陥った。

　『ハリウッド・リポーター』によると、9月8日にケンタッキー州ハロッズバーグのテラピン・ヒル・ファームで行なったミッキー・ハート・バンドのコンサートで、ある人物が暴行を受けたとしてハートを訴え、逮捕状が出されたという。事件の詳しい状況や内容は明らかにされていないが、訴えがあった場合、通常であれば現地警察が令状を出すことになるようだ。

　なお、一方のハートは「俺が暴力をふるったなんて、まったくのインチキで根拠もない。間違った訴えに対しては断固戦っていく。ブルーグラスの故郷で、俺が最も愛するケンタッキーでこんなことが起きるなんてまったく信じられないし、とても困惑している。俺は“シェイクダウン・ストリート”でドラムを叩いたけど、“ザ・ヴィクティム・オア・ザ・クライム（被害者もしくは犯罪）”になるなんて想像もしなかったよ」と、真っ向から立ち向かうことを明らかにしている。

　グレイトフル・デッドは1965年にサンフランシスコで結成。サイケデリック・ロックを代表するバンドとしてブレイクしたあと、即興演奏中心のライヴ・ロック・バンドとして一世を風靡。“デッドヘッズ”と呼ばれる熱狂的なファンの中には、ビル・クリントン元大頭領やアル・ゴア元副大頭領、スティーヴ・ジョブズらなどの著名人もいる。ミッキー・ハートは1967年のデビュー時からバンドのドラマーとして知られ、ジェリー・ガルシアの死去によりバンドが解散する1995年まで在籍していた。