浜崎あゆみ“a-nationの顔”らしく夏締め括る

2012年8月30日 / 20:30

 8月25日と26日 味の素スタジアムにて【a-nation stadium fes. Charge Go! ウイダーinゼリー】が開催。26日の公演にて浜崎あゆみやBIGBANGなどの日韓アーティストが熱いアクトを繰り広げた。

<TRF、ELT、AAAら あらゆる観客を扇情できるアクト>

 夏仕様のゴキゲンモードで登場したトップバッター AAA。観客の煽りはお手のものの彼らは「最高の1日にしたいっていう人、どれぐらいいますかぁ!?」「BIGBANGのタオル、ぐるぐる回してくれる!?」と、どんなアーティストのファンであろうと関係なく盛り上げてしまうアクトを展開する。また、JAMOSAもサブステージでの登場ながら「何かひとつ」で多くの観客が共に歌い、その腕を振り上げる状況を作り上げてみせた。これはエンターテインメントを重要視するavex所属アーティストながらの特性かもしれないが、大衆が楽しく反応できる要素を提供するという点において、彼ら、彼女らは出し惜しみをしない。

 それは創世記から【a-nation】を支えている重鎮にも顕著で、例えばEvery Little Thing。思うように歌えなくなってしまった時期があったと、自らの言葉で語るようになった持田香織(vo)だが、この日は今の自分に合ったボーカルスタイルを一貫し、まず大人気バラード「Time goes by」で観客を魅了。さらには「アホになる気はあんのか、お前らぁ!?」と叫び、「出逢った頃のように」「Dear My Friend」などのヒット曲を畳み掛け、2日間通して最大級の大合唱を生み出した。また、TRFは「EZ DO DANCE」「survival dAnce ~no no cry more~」といった20年近く前のヒット曲で、誰もがハイテンションに手を振って跳び回るレイブ空間を創造している。

<V系、アイドル、クラブ、K-POPなど異種交流>

 そんな【a-nation】レギュラー陣のアクトに対し、ゲスト的立ち位置のアーティストも負けてはいない。アウェー戦を強いられると予想されたAcid Black Cherryは「客席観て楽しむもよし、こっち観て楽しむもよし」と、V系ファンのお家芸とも言える全力ヘッドバンギングと共に、他アーティストのファンも扇情。アイドルシーンを代表して出演する形となったSUPER☆GiRLSは、いわゆるヲタがほとんどいない環境ながらも笑顔を絶やすことなく、キュートなパフォーマンスで初見と思われる観客からも「可愛い」「面白い」等の評価を得ていた。

 また、m-floは、melody.らゲストボーカルと、いとも簡単にスタジアムをダンスフロアへと変貌させていく。しかもVERBALはファッションショーをリードしていく役目も担い、益若つばさや菜々緒、千紗(girl next door)ら美女たちの晴れ舞台を鮮やかに演出した。そんな異種交流戦の様相を呈していた【a-nation】だが、前日同様、韓国発アーティストの活躍は目まぐるしかった。U-KISSがピンクのド派手なスーツ姿でパワフルなダンスパフォーマンスを披露すれば、BIGBANGは生バンドを引き連れて登場。SOLとT.O.Pが即興でボイスパーカッションを繰り広げたり、V.Iが「日本大好き!!」と叫んだり、それぞれに個性を爆発させながら、興奮と笑いを交互に提供し続けた。

<【a-nation】の顔、浜崎あゆみ>

 2002年の第1回【a-nation】より常に最高のエンターテインメントショーを繰り広げてきた浜崎あゆみだが、今年も同イベントの“顔”として圧巻のステージをお届け。観客を別次元に舞い込ませる、独創的なミュージカルを繰り広げたと思えば、大ヒット曲「evolution」で大合唱。名バラード「HANABI」「HANABI ~episode II~」を組曲的に繋げて披露すれば、浴衣姿で代表的なサマーチューンメドレーを歌いながら、トロッコでスタジアムを一周。息を吐かせぬ展開で会場を高揚させ続ける。そして誰もが夏を笑顔で締め括れるように走り回り、「そうさ明日も明後日も ずっと一緒にいよう」と優しきメッセージを。最後はみんなで打ち上げ花火を眺めるという、【a-nation】恒例の光景を生んでいた。


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東京2013/12/29、30、31

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