メロン記念日再結成なるか!? 元メンバー孤軍奮闘

2012年8月6日 / 19:30

2010年5月3日【メロン記念日 FINAL STAGE“MELON’S NOT DEAD”】(http://bit.ly/OXsYgq)にて10年超の活動に終止符を打ち、解散したメロン記念日。そのメンバーであった大谷雅恵が、8月2日 渋谷Milkywayにてソロライブを行った。

<元祖パンクアイドル メロン記念日>

 メロン記念日は、モーニング娘。、松浦亜弥らとハロー!プロジェクト黄金期を支えてきたグループでありながら、1stコンサートからモッシュやダイブを発生させるなど、アイドルとしては他に類を見ない存在であった。解散発表直前にリリースしたアルバム『MELON’S NOT DEAD』では、BEAT CRUSADERS、ニューロティカ、ミドリ、THE COLLECTORS、GOING UNDER GROUNDといった錚々たるロックバンドとのコラボレーションを実現。最近ではアイドルシーンとロックシーンの交わりは珍しくなくなったが、その架け橋を完成させた要素にメロン記念日の活躍があったことは間違いなく、そうした道なき道を進んでいく彼女たちの姿勢は“ロック”“パンク”などといった言葉で称されることも多かった。

<誰よりも早く動き始めたメンバー 大谷雅恵>

 そんな伝説的アイドルグループの解散後、涙を見せることもなくすぐソロ活動をスタートしたメンバー 大谷雅恵。彼女は所属事務所 アップフロントエージェンシーを辞め、バイト生活を続けながら自分の力で夢を実現するべく、2年以上にわたって音楽活動を続けている。8月2日のライブでは、アイドル時代よりキュートなファッションに身を包みながらも、タオルをぶんぶん振り回したり、拳をガンガン振り上げたり、円を作ってぐるぐる回るファンの頭を次々と叩いてみたり、たった独りのステージで、メロン記念日時代から変わらぬ熱いパフォーマンスを披露。

 また、MCでは、9月15日に同所で開催されるイベントに出演(岸田健作らも参戦)することを発表。さらに「今年中にアルバム出すぞ、ということで動いてますんで。ソロになって3年目に入るので、ここでまとめたものを出して、まら来年も頑張ろうと思っていますので、皆さん、お楽しみに」と、ファンを歓ばせた。

◎大谷雅恵 終演後インタビュー

 そんな彼女に当編集部はグループ解散後初となるインタビューを敢行。またイチから独りで活動を続けてきた2年間、THE ポッシボーやBiSなどシンパシーを感じるという現役アイドル、そしてメロン記念日について話を訊いた。

<前代未聞!? バイト始めてニュースになった人>

--こうして大谷さんに取材させて頂くのは、メロン記念日解散発表直前に行ったインタビュー(http://bit.ly/T5HbXQ)以来になるんですが、解散から2年以上ひとりで活動してきて、どんなことを感じていますか?

大谷雅恵:単純に寂しくなりましたね。10年も4人で活動してきて、メロン記念日の中にいる大谷雅恵がすべてだと思っていたんですけど、みんなと離れて独りになったときに、知らない自分がいっぱい出てきて。やけに人に甘えたりとか、今までしてなかったことをするようになって、「こっちが本当の自分なのかな?」と思ったり。高校生の途中でデビューしているので、自分を知らないままもう30歳になっていて、まだまだ分からないことだらけで驚いてます。

--その中で、今は完全フリーとして、すべての作業を自分ひとりで対応している訳ですよね?

大谷雅恵:そうですね。前は大きい事務所に所属していたので、いろんな人に助けてもらって、自分たちは任せられた仕事をするだけ。でも今は全部自分でやらなくちゃいけないっていう。だから大変なんですけど「周りの人がこれだけ動いてくれていたんだ。有り難かったな」って実感することもできて。

--解散直後に「元メロン記念日 大谷雅恵 バイトはじめる」ってニュースになっていましたよね。バイト始めてニュースになった人って前代未聞だったと思うんですけど、それまでアイドルやっていた人がバイトするってどんな気分だったの?

大谷雅恵:全然抵抗はなかったです。単純に生活が危ないと。「いっぱいお金もらって、裕福な生活していたんでしょ?」って言われたりするんですけど、メロン記念日って全然そんなことなかったんで。電車通勤だったし、みんな「バイトしたい」って言うぐらいの生活。当然、辞めても退職金が出る訳じゃないので、ゼロになっちゃうんですよ。それで「ゆっくり休んでられない」と思って、一応、前のチーフマネージャーから了解をもらいつつ、ブログで素直に「バイトはじめる」って書いたら、意外に思われたらしくニュースになりました(笑)。

--大谷さんが事務所からも離れ、バイトしながら掴もうとしているものって何なんでしょう?

大谷雅恵:昔から歌手になろうとは想い描いていたんですけど、メロン記念日になったことは想定外というか、私は平家みちよさんの妹分としてオーディションを受けていたので、目指しているものはソロアーティストだったんです。でも運があって4人で活動することになって、その10年ってすごく貴重だったと思うんですけど、私個人としての夢は叶えられていないと思っていて。それは武道館でライブすることなんですけど。自分の力でそこまで駆け上がりたい。

<ももクロZ、THE ポッシボー、BiS、最近のアイドルに思うこと>

--そうして大谷さんがソロで音楽活動をしていく中で、世間は気付けばアイドルブーム。メロン記念日のメンバーだった者として、後輩アイドルたちの存在は気になるもの?

大谷雅恵:例えば、ももいろクローバーZは、メロンから流れているファンもいて「似ているものを感じる」って言われるんですけど、観ていると「たしかに。ウチらも全力だったな」とか思ったりします。あと、最近はハロプロの凄さを再認識していて。いろんなアイドルがいるけど、やっぱりハロプロは実力派。売り出していく為にはコンセプトとか様々な要素が必要だけど、最後に残るのって歌じゃないですか。私たちはそうした世界で活動していたので、最近の子たちには「本当に歌が好きですか?」「10年後、20年後、あなたは何をしていたいですか?」って聞きたくなっちゃう。ただ、ウチらは17,8でデビューしていますけど、今はもっと年下の子が多いから、そんなこと考えないで世に出ちゃうんだろうなと思うと、ちょっと私は複雑ですね。

--6月11日、自身のブログにて「ポッシボーはポッシボーらしく、 自分たちの良いところいっぱい見つけてそればっかり磨いてったら良い。隣の畑は青いのか。そんなこたぁねぇえええ!! こっちの畑はこんなに色とりどりに輝いてるじゃねぇか!」と書かれていましたよね。あれはどんな気持ちで書いたものだったの?

大谷雅恵:村田めぐみ(ex.メロン記念日)が誘ってくれて、2人でTHE ポッシボーのライブを観に行ったんですけど、MCですごく泣けることを言っていて。本当に彼女たちは頑張っているけど、今はアイドル戦国時代で、その波にも乗れていないって。それでAKB48の総選挙の会場前で、プライドを押し殺してビラ配り(http://bit.ly/NWC0u3)をしたり……でもライブはやらされている感ゼロだし、自分たちの意思で這い上がっていこうとする力がすごく見えて、お客さんも「おまえらについていこう」っていう感じだったから、すごく心を掴まれたんです。だからこそ周りをあんまり気にしてほしくなくて。メロンも自分たちの力を信じて、ファンの人を信じて、周りのスタッフさんもすごく熱くて、みんなで頑張ってこれたので、同じ状況にあるポッシボーには変わらず突っ走ってほしい。

--また、最近はモッシュやダイブを起こすアイドルも増えていますが、そうしたライブを観る度に自分はメロン記念日のことを思い出します。今思えば、パンクなアイドルの走りですもんね。

大谷雅恵:当時はあんまり実感していなかったんですけど、今、メロンのライブDVDとか観ていると、アイドルらしい振り付けで踊るというより、魂をぶつけている感じなんですよね(笑)。各々の生き様を見せていたので。それって誰かに言われてやることじゃないし、あの4人だから自然にそうなっていたのもあって。……ということを最近ようやく実感しました。

--THE COLLECTORSやビークル、ミドリなど、ロックバンドと積極的に異種交流したアイドルもメロン記念日が走りでしたもんね。

大谷雅恵:贅沢なコラボレーションでした。最終的にはご一緒できなかったんですけど、他にも凄い大物にアプローチしたりもしていたんですよ。実現したら大変なことになっていたと思います。ただ、不思議なことにメロンが解散したら、コラボさせて頂いたバンドの方々も解散してしまったりして。メロンのせいかな、みたいなことをビークルの(カトウ)タロウさんに言ったら、「おまえら、そこまでの影響力はないから」って言われました(笑)。

--あと、僕の記憶が正しければ、下北沢シェルターでBiSのライブを観てましたよね? 個人的には“モッシュやダイブ”“ロックバンドとの異種交流”などメロン記念日と重なる部分もあるんですが、どんな風に映っていますか?

大谷雅恵:シェルターでライブを観ていたのは、Rooftopの連載コラムを書いていたこともあって、LOFT PROJECTの方から誘って頂いたからなんです。で、BiSも今仰っていたようなところで近さは感じていたんですけど、昨年のライブを観た時点では別モノでしたね。ウチらとは違うと思って。でもあれからメンバーとかいろいろ変わってますよね? プー・ルイちゃんとか初期からいるメンバーしかライブでは観ていないんですよ。ただ、話題性のある動きをしているので、BiSは気になっちゃいます。あと、あの娘たち、本当に個人個人面白いし、付けられたキャラクターじゃない感じに共感が持てますね。

<メロン記念日再結成への想い、実現への壁>

--そうした若手アイドルたちのライブを観ていて、「またメロン記念日やりたいな」とか思ったりすることもある?

大谷雅恵:ポッシボーのライブを観てから火が付いちゃって! みんなをもう一度集めようと個人的に動いてるんですけど……。

--そうなんだ!?

大谷雅恵:メロンの解散ライブで私だけ泣かなかったのは、多分“ここで終わり”っていう実感が一番無かったからなんですよ。メロン記念日が終わりって思えなかった。だから、他のメンバーは休憩してからそれぞれ動き出しましたけど、私は止まれなくて、ずっと繋がっているんですよ。それで「解散から5年後に再結成したいね」って言い続けていたら、ポッシボーのスタッフさんが「メロンと対バンさせたい」って言ってくれて。ただ、「いつ再結成するんだ?」って聞かれたので「あと3年ぐらいですかね?」って答えたら、「遅い!」って言われちゃいました(笑)。

--動きの速いアイドルシーンにおいて「3年待つ」という約束はなかなかできないでしょうね。

大谷雅恵:だからみんなに一応聞いたんです。来年の2月19日、メロンの誕生日に集まれるか。そしたら、村田は今、正社員になる手前で忙しくて、斉藤(瞳)は高校卒業の資格を取る為に女子高生やってるんですよ。で、柴田(あゆみ)は去年ソロで再デビューしたばっかりだし、来年のタイミングでは「ない」っていう流れになっちゃって。「あぁ、一旦離れたものを繋ぎ止めるのは難しいんだな」と思いましたね。ただ、私には「再結成に向けて頑張ってください!」っていう声は届いているから、それを他の3人にも伝えたくて。みんなからの気持ちを感じてもらいたいんです。それで、仕事も卒業資格もぶん投げて集まってほしい。メロン記念日、めっちゃやりたいです。

--そこまで再結成させたいメロン記念日って、大谷さんにとってどんなものなんですか?

大谷雅恵:メロン記念日がなかったら出逢えなかった人もたくさんいるし、あの4人じゃなかったらあの10年はなかったし……。4人が出逢えたことは多分奇跡なんだろうなと思う。ただ……今の質問に対する答えはまだ分からないですね。

--メロン記念日は大谷さんの中で続いてるんでしょうね。完結していないから答えは出ない。

大谷雅恵:うん、そうかもしれない。

Text&Interviewer:平賀哲雄

◎大谷雅恵 イベント出演情報
08月23日(木)真昼の月 夜の太陽【IJICHI’s Living Door】
09月15日(土)渋谷Milkyway【タイトル未定】


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