オリビア・ニュートン・ジョンが死去、N.ホーランが路上ライブ、J.ビーバーが人種差別を非難:今週の洋楽まとめニュース

2022年8月13日 / 11:00

 今週の洋楽まとめニュースは、オリビア・ニュートン・ジョンに関する話題から。現地時間2022年8月8日、オリビア・ニュートン・ジョンが73歳で亡くなったことが明らかになった。

 1981年のヒット曲「フィジカル」や映画『グリース』のサンディ役で知られるオリビアは、1992年に43歳で初めて乳がんと診断されていた。2013年に再発し、2019年5月には癌が背中に転移していることを明かしていた。

 彼女の訃報は公式Facebookページで発表され、声明には「デイム・オリビア・ニュートン・ジョン(73)は今朝、南カリフォルニアの牧場で家族と友人に囲まれて安らかに息を引き取りました。この辛い時期に、皆さまには彼女の家族のプライバシーを尊重していただくようお願いいたします」と綴られている。

オリビア・ニュートン・ジョンが73歳で死去、ジョン・トラボルタやディオンヌ・ワーウィックらが追悼

 2022年8月5日、ナイル・ホーランが、親友のルイス・キャパルディとともにアイルランド・ダブリンで路上ライブを行い、多くのファンが集まった。

 道端に設置されたマイクを囲み、ナイルは全米11位を記録した2017年のソロ曲「スロー・ハンズ」をルイスとともに歌った。このセッションには、ダブリンを拠点にするストリート・ミュージシャンのジェイコブ・クープマンもギターを片手に参加しており、曲の途中でナイルがギターを演奏する一幕もあった。ファンが撮影した映像には、ナイルとルイスが、集まったファンとともに楽曲のコーラスを歌う姿が映っている。二人は、ジェイコブのギターの演奏に合わせて、他にもコールドプレイの「イエロー」やルイスの「ビフォア・ユー・ゴー」などを披露したとのことだ。

ナイル・ホーラン、ルイス・キャパルディと路上ライブでコールドプレイをカバー

 2022年8月7日、ジャスティン・ビーバーがノルウェーのトロンハイム公演で、自身の最新アルバム『ジャスティス』の意義とつなげる形で人種差別を非難した。

 ジャスティンは、「“ジャスティス”というアルバムを作った時、意図的に“瞬間”を作りたかったんだ。団結の瞬間、受け入れの瞬間、何かの一部になる瞬間をね。この世界には多くの分断がある。“正義”とは、全員で団結することなんだ」と歓声をあげる観客に向かって語った。

 「人種差別が悪だということは皆知っている」と彼は続けると、「あれは間違っている。僕や君たちはその間違いを示すことができる立場にいるんだ。仲間たちと共に変化をもたらせる。だから今日ここにいて、このメッセージ、この旅の一員になってくれて本当に感謝しているよ」と想いを伝えた。

ジャスティン・ビーバー、ノルウェー公演で人種差別を非難

 さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、ビヨンセの「ブレイク・マイ・ソウル」が1位を獲得した。6月20日にリリースされた「ブレイク・マイ・ソウル」は、7月2日付で15位に初登場した後、翌9日付で7位にTOP10入り、9位、9位、7位、6位と上位をキープして、登場6週目で首位に到達した。

 「ブレイク・マイ・ソウル」は、新作アルバム『ルネッサンス』からのリード・シングルで、今週はアルバムに収録された全16曲が70位内にランクインしている。

 また、7位には、スティーヴ・レイシーの「バッド・ハビット」が先週の11位から上昇し、自身初のTOP10入りを果たした。前週から8%増加の2,000万回を記録して、ストリーミング・ソング・チャートでも初のNo.1を獲得。エアプレイは247%増加の1,000万回、セールスも26%増加の800にそれぞれ上昇している。

【米ビルボード・ソング・チャート】ビヨンセ「ブレイク・マイ・ソウル」首位獲得、スティーヴ・レイシー初のTOP10入り

 そして、アルバム・チャートでも、ビヨンセの『ルネッサンス』が1位に初登場した。本作は、2016年4月に発表した前作『レモネード』から約6年ぶり、ソロとしては通算7枚目のスタジオ・アルバムで、Billboard 200ではその7作すべてが1位に初登場している。

 その他、ジェイ・Zとのユニット=ザ・カーターズ名義のアルバム『エヴリシング・イズ・ラヴ』(2018年)が2位、ライブ・アルバムの『ホームカミング:ザ・ライブ・アルバム』(2019年)が4位、映画『ライオン・キング』のインスパイアード・アルバム『ライオン・キング:ザ・ギフト』(2019年)が2位を獲得していて、通算10作目のTOP5入りを果たした。なお、デスティニーズ・チャイルド名義では以下の4作がランクインしていて、これを含めると通算14作目のTOP5入り、9作目の首位獲得となる。

 また、2022年にリリースされた女性アーティストの作品としては 『ルネッサンス』 が現時点で初めて1位に初登場したアルバムとなる。

【米ビルボード・アルバム・チャート】ビヨンセ『ルネッサンス』初登場1位、女性による作品として今年最高の週間ユニット獲得

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