ザ・ローリング・ストーンズ、今週末のスイス公演も延期

　ザ・ローリング・ストーンズのフロントマンであるミック・ジャガーが新型コロナウイルスの症状から回復する中、バンドが新たにスイス・ベルンでの公演を延期することを発表した。

　現地時間2022年6月17日にスイスの首都ベルンのバンクドルフ・スタジアムにて予定されていたライブについて、バンドは声明で「この延期を非常に残念に思いますが、観客、仲間のミュージシャン、そしてツアー・スタッフの安全を優先しなければなりません」と綴った。振替日程は追って発表される。次に予定されている21日のイタリア・ミラノのサン・シーロ・スタジアム公演は、予定通り開催される模様だ。

　今週、ジャガーが新型コロナウイルス陽性となったことで、バンドは6月13日のオランダ・アムステルダムのヨハン・クライフ・アリーナ公演を延期することを発表していた。

　今回の欧州ツアー【シクスティー】は、ザ・ローリング・ストーンズの活動60周年を記念するもので、昨年夏にドラマーの故チャーリー・ワッツが亡くなって以来となる母国イギリスでの公演が含まれている。ツアーには、スティーヴ・ジョーダンがドラマーとして参加している。

　この欧州ツアーは、2021年秋に50万枚以上のチケットを売り上げたストーンズの全米スタジアム・ツアー【ノー・フィルター】に続くもので、7月31日にスウェーデン・ストックホルムのフレンズ・アリーナで幕を閉じる。