トラヴィス・スコット、主催フェスの死亡事故を受けてナイキとの最新コラボ・スニーカー発売延期

　米ヒューストンで10日前に起きた、トラヴィス・スコットが主催する【アストロワールド・フェスティバル】で10名の死者と300人以上の負傷者を出した事故を受けて、彼とナイキの最新コラボレーションの発売が延期されることになった。　

　現地時間2021年11月15日、ナイキのSNKRSアプリは、声明で「【アストロワールド・フェスティバル】で起きた悲劇的な事故で影響を受けた全ての人に敬意を表して、エアマックス1 x カクタス・ジャックの発売を延期します」と発表した。Sneaker Newsによると、当初最新コレクションの発売日は未定だったが、2022年初頭までに発売される予定だった。

　今回の延期は、11月14日に【アストロワールド・フェスティバル】に参加した10人目の犠牲者の死亡が確認された後に発表された。10人目の死者となった9歳のエズラ・ブラントは、コンサート中に踏みつけられたことにより死亡したと報じられている。父親と一緒にコンサートに参加していたエズラは、主要臓器に損傷を受け、医療的な昏睡状態に置かれていた。

　トラヴィスは、2019年10月に発売された自身のレーベル＜カクタス・ジャック＞デザインのスニーカーなど、過去にナイキとのコラボレーションでエアフォース1を限定発売している。これまでに発表したスニーカーは全て発売と同時に完売している。