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2021年10月20日公開(集計期間:2021年10月11日~2021年10月17日)のBillboard JAPAN週間“Top Singles Sales”で、櫻坂46『流れ弾』が407,334枚を売り上げ首位を獲得した。
『流れ弾』は、前作『BAN』から6か月でリリースされた櫻坂46としての3rdシングルで、1st、2ndシングルに続いてイオンカードのCMソングに起用されている。
ここでは、SoundScanJapanのデータを使用して櫻坂46のシングル3作について、発売初週から12週間の売上数の積み上がり方を比較してみる。
3作の売上の推移をグラフ(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/105193/2 )に示すが、初週の売上は3作とも41万枚周辺だ。最も少ないのが前作『BAN』の405,360枚で最も多いのが『Nobody’s fault』の414,024枚なので、その差は9千枚弱である。しかし発売後の売上の積み上がりが『BAN』よりも『Nobody’s fault』の方が大きい。櫻坂46に改名して初のシングルということで注目度が高かったことも考えられるが、オンラインイベントの実施回数や実施期間の差も一因だろう。
『BAN』、『Nobody’s fault』のどちらもオンラインミート&グリートやオンラインサイン会などのイベント応募期間を過ぎると売上の伸びが鈍化していることから、売上がメンバーの稼働にかかっていることは変わっていないようだが、リアルイベントからオンラインイベントへの切り替えに成功しているともいえるだろう。オンラインの利点も享受しつつ、今後リアルイベントが復活してくれば、さらなるパワーアップが狙えると思われる。イベント応募期間の売上の伸びが大きいぶん鈍化はするとはいえ、この期間を過ぎても毎週数百枚単位で売り上げており、新たなファンが増加している様子も伺える。前作『BAN』よりも2千枚ほど多いスタートとなった本作がどのように売上を伸ばすのか、今後の動向に注目したい。
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