【深ヨミ】アルバムセールスでヒットを続けるPerfumeの地域別の販売動向を調査

　2021年10月4日付のBillboard JAPAN週間“Top Albums Sales”で、Perfume『ポリゴンウェイヴEP』が27,974枚を売り上げ、首位を獲得した。（集計期間2021年9月20日～2021年9月26日）。

　『ポリゴンウェイヴEP』は、Amazon Original番組『ザ・マスクド・シンガー』のテーマソングに起用されている「ポリゴンウェイヴ」等7曲が収録されている。また、PerfumeはBillboard JAPAN週間“Top Albums Sales”において2009年発売の『⊿』から8作連続の首位獲得となった。

　ここでは、Perfume『ポリゴンウェイヴEP』の販売動向をSoundScanJapanのデータを使用し調査してみた。まず、『ポリゴンウェイヴEP』の実店舗の地域別での販売比率をグラフ化したのが図1（http://www.billboard-japan.com/d_news/image/104527/2）である。また、一般的なアルバムの地域別の販売比率と比較するため2021年に販売されたシングルの地域別の販売比率を全アルバムとしてグラフに追加している。

　地域別にみると関東地方が40.6％（以下かっこ内全アルバム：39.8％）、北陸地方3.2％（2.4％）、中国地方5.5％（5.0％）、四国地方2.5％（2.0％）あたりが全シングルより高い地域であるが、全アルバムと比較すると全ての地方がその差が1％以下で、ほぼ同様の販売比率となっている。この事からも全国的にまんべんなくファンがいる事が示される結果となった。

　更に調査範囲を絞り、地元である中国地方の各県での販売比率を調査したのが図2（http://www.billboard-japan.com/d_news/image/104527/3）である。これを見ると広島県以外は全アルバムとほぼ同等という結果となっているが、出身地である広島県2.9％（2.3％）は全アルバムよりかなり高くなっている。このことから全国的な人気を得た現在であっても、地元広島では支持され続け、人気を誇っている事がわかる。

　10年以上に渡りヒットを出し続けているPerfumeであるが、今後も彼女たちの更なる活躍に期待したい。