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レディー・ガガとトニー・ベネットが、10年にわたる友情を祝して、2021年8月に米ニューヨークのラジオ・シティ・ミュージック・ホールで特別公演2回を行うことがわかった。二人は【One Last Time: An Evening With Tony Bennett and Lady Gaga】と題した公演を、トニーの95歳の誕生日となる8月3日、そして8月5日に行う。
今回の公演は、年内に2枚目のコラボレーション・アルバムのリリースを控えているガガとトニーにとって、この夏唯一2人が共演するコンサートになるとうたわれている。参加者は新型コロナウイルスのワクチン接種を終えている必要があり、入場時に公演日の14日前までに2回目のワクチンを接種したことを証明しなければならない。16歳未満の子供については、抗原検査またはPCR検査で陰性であり、ワクチン接種が完了した大人が付き添うことを条件に入場が認められる。
「今の時代を最も象徴するエンターテイナーである二人の特別な公演を開催できることをとても誇りに思います」と、マディソン・スクエア・ガーデン・エンターテインメントのエグゼクティブ・バイス・プレジデントのダーレン・フェファーは声明で述べた。「トニー・ベネットとレディ・ガガは、ともにニューヨーク市の代名詞であり、ラジオ・シティ・ミュージック・ホールのステージは、2人の10年の友情を称え、ベネット氏の95歳の誕生日を祝うのに相応しい場所です」と続けた。
ガガとトニーは【グラミー賞】を受賞した初のコラボレーション・アルバム『チーク・トゥ・チーク』を2014年にリリースした。ジェローム・カーン、アーヴィング・バーリン、ジョージ・ガーシュインなどの作曲家によるジャズ・スタンダードのカバーで構成されているアルバムには、「エニシング・ゴーズ」、「ネイチャー・ボーイ」、「ラッシュ・ライフ」、「レッツ・フェイス・ザ・ミュージック・アンド・ダンス」、「スウィングしなけりゃ意味がない」などの楽曲が収録されている。
トニーの家族は今年初め、彼が2016年に加齢による認知症と診断されたことを発表した。しかし、トニーはレコーディングと世界ツアーを続け、タイトル未定の『チーク・トゥ・チーク』の次回作のセッションも完了している。【グラミー賞】を18回受賞しているトニーのヴォーカルは特徴的な比類のない鮮明さを保っているが、彼の関係者はラジオ・シティ・ミュージック・ホールでの公演が彼のキャリアにおける最後のニューヨーク公演になると述べた。
ガガとトニーは、2011年5月のロビン・フッド財団の資金調達イベントで初めて出会い、その2か月後にはトニーの2011年のアルバム『デュエッツ Ⅱ』のために「ザ・レディ・イズ・ア・トランプ」をスタジオで録音した。ラジオ・シティ・ミュージック・ホールでの8月のコンサートは、10年にわたる二人の友情とコラボレーションの節目の公演となり、トニー・ベネット・カルテットとブライアン・ニューマン・クインテットが、マイケル・ベアデン指揮のビッグ・バンドとオーケストラを従えて、ジャズのスタンダード・ナンバーをカバーする。
チケットの一般販売は、日本時間7月22日午後11時から開始される。今回の公演では携帯電話、カメラ、録音機器の使用は禁止されており、公演中は用意された専用ケースに収めておく必要がある。
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