ザ・フレーミング・リップス、新型コロナ対策として発案された世界初の“スペース・バブル・コンサート”を開催

　コロナ禍でもライブを楽しめるようにと、ザ・フレーミング・リップスが発案した世界初の“スペース・バブル・コンサート”が、2021年1月22日と23日の2夜連続で彼らの地元である米オクラホマシティのクライテリオン・シアターで開催された。

　このコンサートは、観客が個別に透明な風船の中からステージを楽しむというもので、今回は100個のバブルが用意された。バブルは3名まで収容可能だった。

　ソーシャル・ディスタンスを保ちながらライブを開催するというこの斬新なアイデアは、フロントマンのウェイン・コインが以前よりパフォーマンス中に透明な球体の中に入ってクラウド・サーフィングしていたことから着想を得た。今回のコンサートでは、観客だけでなく、バンド・メンバー全員がそれぞれ風船の中に入ってプレイしており、ライブの最中にコインが、“F— YOU COVID19”と書かれた風船を掲げている写真が公開されている。

　この“スペース・バブル・コンサート”は、もともと2020年12月上旬に開催予定だったが、オクラホマシティにおける新型コロナウイルスの感染者数が増加傾向にあったため、延期されていた。ザ・フレーミング・リップスは、このライブのテストを10月に行っており、その時の様子は「Assassins of Youth」と「Brother Eye」のライブ・ビデオで見ることができる。これらの楽曲は、2020年にリリースされたアルバム『American Head』に収録されている。