DEAN FUJIOKA、40歳の誕生日にスペシャル番組を生配信　決意表明の新曲公開

　DEAN FUJIOKAが40歳の誕生日となる8月19日、新曲「Neo Dimension」をデジタル・リリースした。そして同日、リリース記念の生配信『DEAN FUJIOKA 「Neo Dimension」 YouTube Special 0819』をYouTubeにて実施。年齢の40歳にちなんで、4つのキーワードからDEAN FUJIOKAを紐解いていく企画が行われた。

　開始時間になると、部屋のソファーに腰掛けるDEAN FUJIOKAが映し出され、「皆さんこんばんは、配信始まるよ」の掛け声で番組がスタート。まず司会者に40歳を迎えた感想を訊かれたDEAN FUJIOKAは「大人になったな」と一言述べ、ここ数年で変わったこととして「体重が減ったこと」を挙げ、次の役作りのためにトレーニングを行っていることを明かすなど、ラフな雰囲気の中でオープニングを迎えた。

　そして早速、企画がスタート。１つ目のキーワードは「激レア記録フォト」だ。このコーナーでは、DEAN FUJIOKAの幼少期からデビューに至るまでの写真が紹介された。最初の写真は厚着をして、笑顔で走っている姿の幼少期。DEAN FUJIOKAはアウトドアで元気な幼少期を過ごしたという。また両親について、父はインターネットが趣味、母はピアノの先生だと紹介。ミュージシャンとしても活躍しているDEAN FUJIOKAだが、幼少期は母から教えてもらっていたピアノをなかなか真面目に取り組めずにいたことを告白した。続いて紹介されたのは、シアトルに引っ越した時の部屋の写真。当時は仕事をしながら、音楽シーンが盛んなシアトルで音楽の影響をたくさん受けていたという。そして最後に、バイクに乗ったDEAN FUJIOKAの写真が紹介された。台湾で初めて出演した連ドラの途中で撮影されたものだ。当時はアートを自由に楽しんでいた頃と比べ、自分自身が表舞台に出ていくことに悩んでいたという。

　そして２つ目のキーワードは「SPECIALメッセージ」。DEAN FUJIOKAにゆかりのある人たちから誕生日メッセージが送られた。Valentinoのイベントで知り合ったローラ、9月にリリース予定の新曲を一緒に作っていた中国のミュージシャン福克斯（Fox）やDEAN FUJIOKAのラップの師匠であるSKY-HI、日曜ドラマ『今からあなたを脅迫します』で共演し、最近ではYouTubeでコラボした島崎遥香、そして月9ドラマ『シャーロック アントールドストーリーズ』で共演した岩田剛典。豪華な5人からのプレゼントに始終、DEAN FUJIOKAは驚きながらも嬉しそうな表情を見せた。

　３つ目のキーワードは「Neo Dimension ムービー初公開」。今回リリースされた新曲「Neo Dimension」は、DEAN FUJIOKAのミュージシャンとしてのデビュー作「My Dimension」を一新したものとなっている。これについて「今だからこそ、今の思うことを正確に、改めて意思表明をするとしたら、この曲になるのかなということで、もう一度作り直した」と語った。また、未公開のミュージックビデオもオンエア。レコーディングの様子や今までのライブ映像が交差した映像で、観客からは「泣けてきた」「エモい」「素敵」といったコメントが飛び交った。

　「デビュー曲を今もう一度、というのはどういった思いで？」という司会者の質問に対して、日本を含めたアジア圏で活躍し、2019年に行われたアジアツアーで一周した感があったというDEAN FUJIOKAは、「前に進むために、しがみついてるのも良くないと思って。一回燃え尽きたところから何が生まれるか」「ストリーミングライブをやった時に“My Dimension”がしっくりきた」と胸中を告白。また、「一個ギアを上げて音楽だけじゃなく、新しいことをしてくという意思、決意表明みたいな」ものだと、改めて曲への想いを語った。そして話題は、ミュージックビデオに出てくるジャカルタの孤児院の話に。当時は自分の誕生日には祝われるのではなく、孤児院に食料を持っていき、孤児らと遊んだり歌ったりしていたという。また、過去に自身の誕生日にファンからプレゼントをもらう代わりに、寄付のため、ファンの家で余っている保存食を募集。すると1.5トンの保存食が集まったという。DEAN FUJIOKAの思いやりや優しさが表れたエピソードだった。

　最後のテーマは「DEANの未来」。「俺もしりたい」と笑顔を見せたDEAN FUJIOKAだったが、2020年の新しい活動として、3つの企画を同時進行中だという。1つが自主企画の映画、2つ目は福克斯（Fox）との共作やまだ解禁されてない音楽。そして3つ目はファンクラブのFamBamについてだ。まだファンクラブという名称にしっくりきていないというDEAN FUJIOKA。ファンクラブといっても一方的に情報を発信するのではなく、「FamBamってものがその名の通りの団体、ムーブメントになれたらいいな」と、ファンらと共に何かを作っていきたいという目標を語った。そして、その活動で“正のスパイラル”を生み出せるような団体を目指し、「FamBamの精神とは何ぞやっていうような、そういうものをみんなで作れたらいいなと思ってます」と前向きに想いを話した。

　「最後に全員でお祝いを」ということで、DEAN FUJIOKAの公式ロゴが入ったホールケーキが登場。そして40歳の抱負として「言ったことを有言実行でちゃんと形にしていくことが自分の責任だなっていうのはまずあるので、そこは今後も気を緩めずに、怪我をせずに、病気にならないで、楽しくやっていきたいなと思ってます」と意気込み、ファンに向けて一言「言い残したことはアフターパーティーで言うんで、ついて来てください！」と笑顔で配信を締めくくった。

Text by Tatsuya Tanami

◎配信情報
『DEAN FUJIOKA「Neo Dimension」 YouTube Special 0819』
2020年8月19日（水）生配信