【米ビルボード・ソング・チャート】テイラー・スウィフト「cardigan」が初登場1位、AL収録曲全てがランクイン

2020年8月4日 / 13:40

 テイラー・スウィフトの「cardigan」が1位に初登場した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 7月24日にサプライズ・リリースされた自身8枚目のスタジオ・アルバム『フォークロア』と同時にシングル・カットされた「cardigan」は、同日に公開されたミュージック・ビデオの視聴回数も好調で、初週3,400万再生を記録し、ストリーミング・ソング・チャートでも同1位に初登場。デジタル/パッケージ含む初週のダウンロード数は71,000を記録し、デジタル・ソング・セールス・チャートでも首位にデビューした。

 Hot 100での首位獲得は、以下のタイトルに続く6曲目。ストリーミング・ソング・チャートでは3曲目、セールス・チャートでは20曲目に首位獲得数を更新した。デジタル・ソング・セールス・チャートでは、2位のリアーナ(14曲)を大きく上回り、テイラーが歴代トップを独走している。

テイラー・スウィフト Hot 100首位獲得曲
2012年「ウィ・アー・ネヴァー・エヴァー・ゲッティング・バック・トゥゲザー」(3週)
2014年「シェイク・イット・オフ」(4週)
2014年「ブランク・スペース」(7週)
2015年「バッド・ブラッド feat.ケンドリック・ラマー」(1週)
2017年「ルック・ホワット・ユー・メイド・ミー・ドゥ」(3週)
2020年「cardigan」

 初登場で1位を獲得したのは「シェイク・イット・オフ」に続く2曲目で、複数の初登場1位獲得曲をもつ8組目のアーティストとしても記録を更新した。トップは、今年だけで2曲タイトルを増やしたアリアナ・グランデの4曲で、続いてジャスティン・ビーバー、ドレイクとマライア・キャリーの3曲、テイラーとタイ記録の2曲をもつアーティストは、レディー・ガガ、トラヴィス・スコット、ブリトニー・スピアーズの2組がいる。前述にもあるように、2020年はアリアナ・グランデが2曲を首位デビューさせた他、以下の計6曲が1位に初登場している。

2020年初登場1位獲得曲
4月18日 ドレイク「トゥージー・スライド」
5月9日 トラヴィス・スコット&キッド・カディ「ザ・スコッツ」
5月23日 ジャスティン・ビーバー&アリアナ・グランデ「スタック・ウィズ・ユー」
6月6日 レディー・ガガ「レイン・オン・ミー with アリアナ・グランデ」
6月27日 ニッキー・ミナージュ&シックスナイン「トロールズ」
8月8日 テイラー・スウィフト「cardigan」

 これまでの最高記録は、1995年と2018年のタイ記録だった4曲だが、今年は8月の時点で既にその記録を上回っている。2014年12月のチャート改正以前は、エアプレイが徐々に伸びて1位に到達するケースが多くみられたが、ストリーミングが集計に加算されるようになってからは、発売初週に視聴回数が集中するため、ストリーミングとデジタル・セールスが合算され、上位にデビューしやすい傾向にある。

 そのストリーミング・ポイントが強化されてからは、アルバムのリリース週に収録曲のストリーミングが上昇し、ソング・チャートにもそれらのタイトルが上位にランクインするようになった。今年最大の週間ユニット数846,000を記録し、今週のアルバム・チャート“Billboard 200”でNo.1デビューした『フォークロア』からは、全16曲が今週のHot 100にランクインし、うち3曲がTOP10入り、2曲がTOP5入りしている。6位にランクインしている「exile」にフィーチャーされた ボン・イヴェールは、自身の楽曲としては初のTOP10入りを果たした。

1位「cardigan」
4位「the 1」
6位「exile feat. ボン・イヴェール」
13位「the last great american dynasty」
16位「my tears riccochet」
23位「august」
26位「mirrorball」
35位 「seven」
36位 「invisible string」
39位「this is me trying」
42位「betty」
44位「illicit affairs」
47位「mad woman」
57位「epiphany」
58位「peace」
71位「hoax」

 TOP10に同時に3曲以上を初登場させたのは、 J.コール(2018年5月5日)、ドレイク(2018年7月14日)、リル・ウェイン(2018年10月13日)、リル・ウージー・ヴァート(2020年3月21日)、ジュース・ワールド(2020年7月25日)に続く歴代6組目で、女性アーティストとしては初。また、TOP6に3曲を初登場させた初のアーティストとしても記録を更新した。TOP5に同時に2曲を初登場させたのは、リル・ウェイン(2018年10月13日)、ジュース・ワールド(2020年7月25日)に続く歴代3組目で、TOP4に同時に2曲を初登場させたアーティストとしては、こちらも歴代初の快挙。  

 女性アーティストによるHot 100同時ランクイン最多記録は、2019年9月7日付チャートで自身が保持していた14曲だったが、それを上回る自己・歴代最多記録を更新。また、Hot 100にランクインした楽曲を113曲に更新し、ニッキー・ミナージュを上回る歴代トップに浮上した。全てのアーティストを含めると、ドレイク(224曲)、グリー・キャスト(207曲)、リル・ウェイン(169曲)に次ぐ歴代4位。

女性アーティストHot 100ランクイン数
113曲 テイラー・スウィフト
110曲 ニッキー・ミナージュ
73曲 アレサ・フランクリン
65曲 ビヨンセ
62曲 リアーナ
57曲 マドンナ
56曲 ディオンヌ・ワーウィック
53曲 コニー・フランシス
52曲 アリアナ・グランデ
49曲 マイリー・サイラス
48曲 マライア・キャリー
48曲 ブレンダ・リー
41曲 メアリー・J. ブライジ
41曲 ジャネット・ジャクソン
41曲 バーブラ・ストライサンド

 TOP10入り曲数は28曲に更新され、スティーヴィー・ワンダー、マライア・キャリーと並ぶ歴代6位タイに浮上している。

40曲 ドレイク
38曲 マドンナ
34曲 ビートルズ
31曲 リアーナ
30曲 マイケル・ジャクソン
28曲 スティーヴィー・ワンダー
28曲 マライア・キャリー
28曲 テイラー・スウィフト
27曲 ジャネットジャクソン
27曲 リル・ウェイン
25曲 エルヴィス・プレスリー

 意外ではあるが、シングル、アルバムの両チャートで同時に初登場1位を獲得したアーティストは、テイラーが歴代初。また、2020年度のチャートで、女性ソロ・アーティスト単独による楽曲が1位を獲得したのも、ホリデー・シーズンとなる1月4日付チャートでマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」がトップに立って以来の快挙。同曲は1994年にリリースされた過去の楽曲で、新曲としては「cardigan」が初の首位獲得となる。

 通算7週目の1位を独走していたダベイビーの「ロックスター feat.ロディ・リッチ」は、テイラーに押され2位にダウンしたが、R&B/ヒップホップ・ソング・チャート、ラップ・ソング・チャートではそれぞれ8週目の首位をキープしている。ダベイビーがリミックスのゲストとして参加したジャック・ハーロウの「ホワッツ・ポッピン」も、2位から3位にダウンしているが、主要ポイントは安定している。

 4位から5位に下降したザ・ウィークエンドの「ブラインディング・ライツ」は、前週比2%増の週間7,620万回を記録し、エアプレイ・チャートで17週目の首位獲得を果たした。次週同位をキープできれば、グー・グー・ドールズの「アイリス」(1998年)と並ぶ歴代トップに浮上する。また、R&Bソング・チャートでも20週目の首位獲得という凄まじい記録を更新し、ドレイクの「ワン・ダンス feat. ウィズキッド & カイラ」(2016年)、ブルーノ・マーズの「ザッツ・ワット・アイ・ライク」(2017年)、それから自身の「スターボーイ feat. ダフト・パンク」(2016年)と並ぶ、歴代トップに立った。次週21週目の首位を獲得すれば、単独トップに躍り出る。

 今週TOP10入りしたのは、ジェイソン・デルーロの新曲「サベージ・ラブ(Laxed – Siren Beat) with ジョーシュ685」。デジタル・ソング・セールス・チャートでは3位から4位に、ストリーミング・ソング・チャートでは10位から17位にそれぞれ落ちているが、ラジオが好調で、前週から23%増の2,350万回を記録し、エアプレイ・チャートでは40位から33位に大きく順位を上げている。ジェイソン・デルーロのTOP10入りは、2015年に最高5位をマークした「ウォント・トゥ・ウォント・ミー」以来5年ぶり、7曲目のランクイン。ジョーシュ685は初のランクインとなる。同曲は、ヨーロッパ諸国で先駆けてヒットし、イギリスをはじめとした主要国のほとんどで1位を獲得している。ザ・ウィークエンドの「ブラインディング・ライツ」もそうだったが、その傾向からすると、今後さらに順位を上げることが予想される。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは8月7日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「cardigan」テイラー・スウィフト
2位「ロックスター」ダベイビーfeat.ロディ・リッチ
3位「ホワッツ・ポッピン」ジャック・ハーロウfeat.ダベイビー、リル・ウェイン、トーリー・レインズ
4位「the 1」テイラー・スウィフト
5位「ブラインディング・ライツ」ザ・ウィークエンド
6位「exile」テイラー・スウィフトfeat.ボン・イヴェール
7位「ウォーターメロン・シュガー」ハリー・スタイルズ
8位「ローゼズ」セイント・ジョン
9位「サヴェージ」ミーガン・ジー・スタリオンfeat.ビヨンセ
10位「サヴェージ・ラブ(Laxed – Siren Beat) 」ジェイソン・デルーロ with ジョーシュ685


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