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7月13日付のBillboard JAPAN “Top Singles Sales”で、Hey! Say! Jumpの『Last Mermaid…』が212,003枚を売り上げ、首位を獲得した。(集計期間:2020年6月29日~2020年7月5日)
『Last Mermaid…』はHey! Say! Jumpの27作目のシングルで、メンバーの伊野尾慧が出演するドラマ『家政夫のミタゾノ』の主題歌である。また、2位はSnow Man vs SixTONESの『D.D. / Imitation Rain』、3位はジャニーズWESTの『証拠』と、トップ3をジャニーズのアーティストが占めた。今回はこれら3作品に地域別の違いがあるかを検証する。
上記の3作品と2020年の全シングルの地域別販売比率をグラフ(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/89947/2 )に示す。全シングルの比率に比べ、いずれの作品も北海道、東北、九州の比率が高いことがわかる。これは全国くまなくファンが存在するジャニーズのアーティストに共通する特徴だ。確実にファンがいて売れるからこそ小規模な店舗でもCDが店頭に並び、店頭に並ぶからお店で買えるという循環だ。都市部の大型店に行かなければ作品を見つけられないタイプのアーティストではこのような分布にはならない。
どのグループも全国に多くのファンがいることはこのグラフからも明らかだが、Hey! Say! Jumpの『Last Mermaid…』とジャニーズWESTの『証拠』は、Snow Man vs SixTONESの『D.D. / Imitation Rain』よりも関東の比率が低く、その分、別の地域の比率が高くなっている。ジャニーズWESTは近畿地方をしっかり押さえ、Hey! Say! Jumpは中部地方が多め、といった違いはあるが全体のバランスは似通っている。これはこれまでの活動でテレビや雑誌などのメディアへの露出だけでなく、ライブツアーなどを通じて各地のファンを獲得していった結果だろう。Snow Man vs SixTONESも今後の活動を経てもっと地方の比率は上がっていくと考えられる。大規模なライブツアーはまだしばらく開催が難しいかもしれないが、どのグループもメディア露出には事欠かない。今できる方法で彼らの動向を見守りたい。
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