作曲家 服部克久が死去

日本を代表する作曲家の服部克久が、6月11日に死去したことがわかった。享年83歳だった。

服部克久は、国民栄誉賞を受賞した作曲家・服部良一の長男。パリ国立高等音楽院で音楽を学び、テレビ創成期から活動を開始し、日本テレビ『サンデーダーク』、フジテレビ『ミュージックフェア』などの音楽を手掛けている。その他、TBS『ザ・ベストテン』のテーマ曲をはじめ、NHK連続テレビ小説『わかば』や、フジテレビのアニメ『トム・ソーヤーの冒険』、福島・新潟競馬場のファンファーレなど、幅広く音楽を提供してきた。

1990年、1998年には2度の日本レコード大賞企画賞を受賞。2019年9月に発表した22作目のアルバム『音楽畑22 – The Final？ -』では、本人がピアノ、息子の服部隆之が指揮、孫の服部百音がソロバイオリンとして参加した楽曲「ル・ローヌ（河）」を収録し、一家3世代の共演を実現させた。