こんな時こそ! 家での英語学習にオススメな洋楽5選(2)

2020年4月20日 / 18:00

こんな時こそ! 家での英語学習にオススメな洋楽5選(2) (okmusic UP's)

ついに日本全国に緊急事態宣言が発令されました。国内でいち早く仕事が制限されてからまもなく2カ月が経過する音楽業界に生きる身としては心も生活も苦しくなる一方ですが、今の自分にできる「家にいる」ことを徹底し、この記事が誰かの時間を豊かにするお供になるよう心を込めて書いています。前回はイギリス人講師による選曲をお届けしましたが、今回はフェスやライヴで通訳業を担う筆者が英語学習にオススメしたい洋楽5曲をご紹介します。
「The Lazy Song」(’10) /Bruno Mars

緊張感であふれる今こそ、自愛を後押ししてくれる“ゆるい”曲も必要なわけで。ゆる〜いテンポで紡がれる軽くてポジティブなサウンドと、「何もしたくない。家にいたい。なんならベッドから出たくな〜い!」といったゆるいリリックが結集した傑作「ザ・レイジー・ソング」は2018年のグラミーをほぼ独占するなど頂点を極めたブルーノ・マーズのデビューアルバム『Doo-Wops & Hooligans』に収録された作品。未来形/未来表現と家での動作にまつわる単語が多く出てくる他、裸でいることを“Being in your birthday suit”と表現する言い回しやスラングにも触れられます。MTV Video Music Awardの最優秀振付け賞を受賞したMVもオススメ。リズムに合わせて体を揺らせば身も心も解きほぐしてくれます。
「Big Yellow Taxi」(’70) /Joni Mitchell

偉大なるシンガーソングライター、ジョニ・ミッチェル。彼女の名が広く知れ渡るきっかけになった曲が「ビッグ・イエロー・タクシー」です。2週間のハワイ旅行を2日で切り上げさせてしまったほどジョニを落胆させたのは、豊かな自然を壊して作られた駐車場の多い街並みと旅をともにする人を乗せてその街へ向かう黄色いタクシー。失ったものの尊さ、それに気づかない人間の愚かさを綴り、環境問題にフォーカスしたリリックを、ハワイに吹く軽やかな風を感じさせるサウンドにのせたこの作品は発売から50年が経過してもなお、私たちが見つめるべきことを教えてくれます。クリアーで聴き取りやすい彼女の発音を真似て歌詞を感じながら歌ってみてください。
「Earth Song」(’95) /Michael Jackson

先のジョニ・ミッチェル作品に続き、環境をテーマにしたマイケル・ジャクソンの「アース・ソング」をオススメするのには理由があります。世界中の人々がコロナ・パンデミックによって大きな打撃を受ける中で聞こえてきたのは、世界的な環境改善が起きているというニュース。各地で行なわれた新型コロナウイルス感染拡大を押さえるための出入国制限やロックダウンが、中国の大気汚染を劇的に現象させ、ベネツィアの水を澄まし、インドでは遠くのヒマラヤ山脈が30年振りに美しく見えるようになったと知り、何も感じない人はいないはずです。便利さの追求もほどほどにして、自然との共生を考えるためにもマイケルの遺志に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
「We Can Work it Out」(’66) /The Beatles

愛するパートナーや家族であっても、急な巣ごもり生活で息が詰まるのは当然のこと。世間ではコロナ離婚といった残念なワードがニュースになっていますが、そんな時に、ぜひ歌詞を理解して歌ってほしい曲があります。それはビートルズの「ウィ・キャン・ワーク・イット・アウト」です。人生は短いから喧嘩している暇はなく、相手のやり方を尊重し、自分のやり方も尊重してもらうという基本中の基本を思い出させてくれます。時には諦めも肝心ですが、冷静になって自分と相手のことを考える時間を持つことも大切ですよね。思考をスッキリさせて、ストレス発散、家族円満、英語学習を一度にさせてくれる音楽の力はやはり絶大です。
「Live Forever」(’94) /Oasis

生と死を考える時、頭の中で自動再生される曲があります。それはオアシスの「リヴ・フォーエヴァー」です。リリース当時に人気を誇っていたニルヴァーナらグランジ勢の書くようなネガティブな歌を嫌い、“永遠に生きたい”という思いがストレートに綴られたこの作品は兄のノエル・ギャラガー作詞作曲によるもの。高校生以上なら辞書を引かずに読めますが、書かれている内容はとても深く、しんどい時、辛い時に読んで聴いてほしい一曲です。ただ、リアムの歌は典型的なマンチェスター・アクセントなので発音の練習というよりも歌う気持ち良さや、“die”“live”“breathe”“believe”など人生の基本となる動詞やその使い方を学べるロックチューンとしてオススメします。
早乙女‘dorami’ゆうこ/栃木県佐野市出身。音楽を軸に、コンサート制作アシスタント通訳、音楽プロモーション、海外情報リサーチ、翻訳、TV番組進行台本や音楽情報ウェブサイト等でコラムや記事を執筆するなどの業務を担うパラレルワーカー。


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