【深ヨミ】Official髭男dism/King Gnu アルバムのロング・セールを続ける2バンドを販売推移を分析

2020年3月29日 / 12:00

 2020年3月30日付のBillboard JAPAN週間“Top Albums Sales”で、2019年10月9日発売のOfficial髭男dism『Traveler』が8,590枚を売り上げ、10位を獲得した。また、2020年1月15日発売のKing Gnu『CEREMONY』は、同週5,536枚を売り上げて16位を獲得した。(集計期間2020年3月16日~2020年3月22日)

 『Traveler』は発売後5か月、『CEREMONY』は発売後2か月経過しているにも関わらず、安定したセールスを維持している。本記事では、このようなロング・セールとなっているアルバムをサウンドスキャンジャパンのセールスデータを使用し調査してみた。今週のランキングから2020年2月16日以前の発売のアルバムだけのランキングは以下の通りである。

〇ロング・セール・ランキング(かっこ内は発売日・集計期間2020年3月16日~2020年3月22日)
1位 『Traveler』Official髭男dism(20191009)
2位 『CEREMONY』King Gnu(20200115)
3位 『Sympa』King Gnu(20190116)
4位 『すとろべりーねくすとっ!』すとぷり(20200115)
5位 『5×20 All the BEST!! 1999-2019』嵐(20190626)
6位 『エスカパレード』Official髭男dism(20180411)
7位 『Tokyo Rendez-Vous』King Gnu(20171025)
8位 『0』Superfly(20200115)
9位 『BRIGHT NEW WORLD』Little Glee Monster(20200212)
10位 『MAD TRIGGER CREW -Before The 2nd D.R.B-』MAD TRIGGER CREW(20200129)
11位 『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』ビリー・アイリッシュ(20190329)
12位 『POP × STEP!?』Sexy Zone(20200205)
13位 『MISIA SOUL JAZZ BEST 2020』MISIA(20200122)
14位 『Buster Bros!!! -Before The 2nd D.R.B-』Buster Bros!!!(20191225)
15位 『Official髭男dism one-man tour 2019@日本武道館』Official髭男dism(20200212)
16位 『King & Prince』King & Prince(20190619)
17位 『BOOTLEG』米津玄師(20171101)
18位 『日本の恋と、ユーミンと。 The Best Of Yumi Matsutoya 40th Anniv』松任谷由実(20121120)
19位 『Fate song material』(V.A.)(20191218)
20位 『Smile』Eve(20200212)

 Superfly・MISIA・松任谷由実といったキャリアの長い女性アーティスト以外にも、ジャニーズや、ネット系アーティストなど、様々なジャンルのアーティストがロング・セールしていることが分かった。

 そんな中でもKing Gnuは、ベスト7に3枚チャートイン、Official髭男dismはベスト15に3枚と、複数枚チャートインしており、大きな存在感を示している。両者は、ストリーミングに強いアーティストとして知られているが、フィジカルでもしっかりと結果を出しているようだ。

 Official髭男dismとKing Gnuのがどのように売れているかを調査するため、Official髭男dismが『Traveler』を発表した2019年10月以降の両者のそれぞれがリリースした全アルバムの販売推移を比較すると同時に、過去作と新作の比率を見るために、Official髭男dismは『Traveler』以降に発売された『Official髭男dism one-man tour 2019@日本武道館』と『Traveler』の合算と、King Gnuは『CEREMONY』の販売数量をグラフとして追加したのが図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/86370/2)である。

 Official髭男dismは『Traveler』の発売以降、自身の過去作を含む全アルバムで常に毎週8,000枚以上を売り続けている。また、2020年2月の小さい山はシングル『I LOVE…』と、『Official髭男dism one-man tour 2019@日本武道館』の映像ソフト及びライブアルバムが発売されたからである。さらに、テレビドラマ『恋はつづくよどこまでも』が最終回を迎え、主題歌『I LOVE…』を担当したOfficial髭男dismが再び話題となり、直近2週間は、『Traveler』を含むOfficial髭男dismの多くのアルバムがセールスを伸ばしている。

 一方King Gnuを見ると、『CEREMONY』の発売初週のピークが非常に高い。これはツアーチケットの先行応募シリアルコードが付属している事が影響していると考えられるが、こちらも『CEREMONY』発売前は毎週1,000枚以上、発売後は毎週8,000枚以上とこちらも非常に高いセールスをキープしている事がわかる。

 なお、『CEREMONY』と『Traveler』の推移を見ると、『CEREMONY』発売以降は後発の『CEREMONY』がリードしていたが、ここ2週間は前述のドラマでの盛り上がりもあり、『Traveler』が逆転している。

 次に新作の全体に対する割合を比較すると、集計期間2020年3月16日~2020年3月22日においては、Official髭男dismは『Traveler』の販売数はOfficial髭男dism全アルバムの販売数に対して74.6%になり、『Official髭男dism one-man tour 2019@日本武道館』を含めると81.8%が2019年10月以降に発売されたアルバムの比率となっている。

 一方King Gnuは、同集計期間においての『CEREMONY』の比率は63.2%と、『CEREMONY』以外の作品の占有率がかなり高い。これは前作の『Sympa』が上記ランキングで3位、『Tokyo Rendez-Vous』も7位と他の作品も安定して売れ続けているためで、『CEREMONY』収録曲だけでなく、他の楽曲も所有したいというファンの意向も感じられる結果となっている。店舗にとっては旧譜の在庫を持つ事はかなりのリスクになるのだが、King Gnuなら置いていても売れるという安定感があるという事の証明となっている。

 ストリーミングから火がついて、人気の2グループであるが、その人気はフィジカルセールスまで大きな影響を与えている。今後の彼らの作品から目が離せない。


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