こんな時だから!家での英語学習にオススメな洋楽5選

2020年3月9日 / 18:00

こんな時だから! 家での英語学習にオススメな洋楽5選 (okmusic UP's)

新型コロナウイルスのせいで世の中がガラッと変わってしまいましたね。臨時休校、不要不急の外出自粛、イベントの中止や延期などの政府要請により、家で過ごすことを余儀なくされている学生、社会人が多くいます。先の見えない不安は尽きませんが、こんな時こそ音楽の力を借りて楽しむことを探しませんか? 今回は筆者がイギリス留学時代に講師に薦められた『こんな時だから! 家での英語学習にオススメな洋楽5選』をご紹介します。
「Crazy Little Thing Called Love」 (’79)/Queen

イギリス人講師に「発音を上手にできるようにするにはどうしたらいいの?」と相談した時に薦められた英語学習のひとつが「発音のいい人が歌う歌をひたすら聴いて真似して、ひたすら歌うこと!」で、その1曲目として挙げられたのがこのイギリスを代表するレジェンドリーなバンドであるクイーンの「愛という名の欲望」でした。選曲の理由を尋ねると「フレディの歌が素晴らしいのは言うまでもないが、彼の発音は美しいし、クイーンの場合はメロディーも分かりやすい。そして、君たち日本人にとってしんどい発音“L”と“th”が多発するからだ!」でした。実体験からも正しい発音と自分の弱点との違いをはっきり認識して練習できたオススメの一曲です。
「Yesterday Once More」 (’73)/Carpenters

続いては、アメリカの兄妹デュオ、カーペンターズの代表曲であり、リリース当時は日本でオリコン洋楽チャートでは26週連続1位という大ヒットを成し遂げた「イエスタデイ・ワンス・モア」。前述のイギリス人講師との会話でフレディ・マーキュリーの発音の美しさが語られた時、「フレディ以外で、英語学習をする上でオススメのヴォーカリストは?」と尋ねて得た回答が「カーペンターズのカレン!」だった。当時30代後半だった講師は「フレディとカレンは超絶オススメのヴォーカリストだ。どの曲をピックアップしても勉強になるよ。ただ、クイーンはテンポが速いけどね」とも。確かにメロディーのシンプルさ、ワードの聴き取りやすさはクイーン以上かも。
「Yellow Submarine」 (’69)/The Beatles

全世界を一世風靡し、世代を超えて今もミュージシャンたちに影響を及ぼし続けているイギリスが誇るバンド、ビートルズからは「イエロー・サブマリン」がチョイスされました。イギリス人講師はその理由として「“Yellow”の“L”と“Submarine”の“R”は日本人にとって最強の発音練習になるワード。それにテンポもゆるやかなので聴き取りやすく歌いやすいはず」と語っていました。この楽曲のヴォーカルはリンゴ・スターで、子供向けの曲でリンゴが歌うことを想定し、音程の動きがあまりないものを制作したというポールの証言もあるアニメ映画『イエロー・サブマリン』の主題歌なので、お子さんがいる家庭なら映画を観ながら歌ってもいいかもしれませんね。
「Every Breath You Take」 (’83)/The Police

ロック好きのイギリス人講師らしい選曲だなと思ったのがポリスの「見つめていたい」です。その奥深い歌詞と印象的なギターのリフ、シンプルな音で構成されたロックソングの真骨頂はリリースから37年という時が流れた今でもまったく色褪せない稀代の名曲。長年愛聴していますが、改めて英語学習の教材として聴いても大変優秀な作品で、ミドルテンポで繰り返される“w”の発音やリンキング(音の連結部分)の発音練習にもってこいです。一般的にラブソングと解釈されることが多いこのグラミー受賞曲ですが、実際はスティングの最初の結婚が破綻した頃に書かれたもので、ストーキングを思わせるなかなか怖い歌詞。よく歌詞を読んでみてください。
「Beautiful Day」(’00)/U2

最後にご紹介するのは、U2の「ビューティフル・デイ」です。イギリス人講師曰く、「この曲は言葉がそれほど多く詰め込まれてはいないから、聴き取りやすくて歌いやすいはずだよ」とのことでレコメンドされた楽曲でしたが、静かに始まり、サビで一気に弾けるボノのヴォーカルを追いながら歌詞を見つめて聴いてみると、暮らす街やそこでの日常を讃えるその内容が歌われていて、現在の私たちの置かれた状況下で聴くのに相応しく、気分を高め、背中を押してくれる曲であることが分かります。今回は英語学習も兼ねた楽曲を紹介しましたが、こんな時だからこそ好きな音楽を聴いてパワーをもらって、家で過ごす時間を充実させてみてはいかがでしょうか。
TEXT:早乙女‘dorami’ゆうこ

早乙女‘dorami’ゆうこプロフィール:栃木県佐野市出身。音楽を軸に、コンサート制作アシスタント通訳、音楽プロモーション、海外情報リサーチ、翻訳、TV番組進行台本や音楽情報ウェブサイト等でコラムや記事を執筆するなどの業務を担うパラレルワーカー。


音楽ニュースMUSIC NEWS

『虹プロ2』発・NEXZ、ダンスパフォーマンスビデオ第4弾を公開

J-POP2024年4月18日

 NEXZが、ダンスパフォーマンスビデオ『NEXZ Archive | J-HO Choreography | Tambourine – Eve』を公開した。  ソニーミュージックとJYPによる日韓合同オーディション・プロジェク … 続きを読む

私立恵比寿中学、【2024年新春大学芸会】ライブ映像発売決定 メイキング&【オケラディスコ2023】ダイジェストも収録

J-POP2024年4月18日

 私立恵比寿中学が、2024年7月3日に同1月6日~7日に開催した【私立恵比寿中学 新春大学芸会2024~高く飛ぶ竜と僕らのその先~】のライブ映像を発売することが決定した。  DAY1のパフォーマンスに加え、本作の初回生産限定盤には、DAY … 続きを読む

Crossfaith、約6年ぶり新体制初となる新アルバム『AЯK』リリース&ツアー開催決定

J-POP2024年4月18日

 Crossfaithが、新体制初となる新作アルバム『AЯK』を2024年6月26日にリリースすることを明らかにし、併せて【Crossfaith AЯK Japan Tour 2024】の開催を発表した。  『AЯK』は、『EX_MACHI … 続きを読む

&TEAM、美しい春&葛藤する少年たちを切り取ったコンセプトフォト44点を公開

J-POP2024年4月18日

 &TEAMが、2024年5月8日にリリースとなる1stシングル『五月雨 (Samidare)』のコンセプトフォト44点を公開した。  ソロカットでは、舞い落ちる桜色の花びら、雨粒の残る車窓からどこか遠くを見ている9人それぞれの新鮮 … 続きを読む

INIの大規模展覧会、未来への意志を込めたサブタイトル&キービジュアル公開

J-POP2024年4月18日

 INIの大規模展覧会のサブタイトルが「DESTINED HORIZONS」に決定し、撮り下ろしキービジュアルが公開された。  2024年5月24日~6月30日まで、東京ドームシティのGallery AaMoにて開催される【INI EXHI … 続きを読む

Willfriends

page top