【第92回アカデミー賞】開催、ジェンダー・バランスが取れたフェスしか出ない、ラップALがTOP5を独占:今週の洋楽まとめニュース

2020年2月15日 / 11:00

 今週の洋楽まとめニュースは、【第92回アカデミー賞】の話題から。現地時間2020年2月9日に開催された【第92回アカデミー賞】で、映画『ロケットマン』からエルトン・ジョンとバーニー・トーピンによる「(I’m Gonna) Love Me Again」が<歌曲賞>を受賞した。エルトンにとってはアニメ版映画『ライオン・キング』の「Can You Feel the Love Tonight」以来2度目、バーニーにとっては初の<歌曲賞>受賞となっている。また、ビリー・アイリッシュが初出演し、ザ・ビートルズによる「イエスタデイ」のカヴァーを披露。黒の煌びやかなセットアップで登場したビリーは、ここ1年間に亡くなった映画人たちを追悼するセグメントに登場し、兄でコラボレーターのフィニアスが奏でるピアノの隣りに座り、歌い上げた。

【第92回アカデミー賞】エルトン・ジョン&バーニー・トーピンが<歌曲賞>を受賞
【第92回アカデミー賞】ビリー・アイリッシュ、ザ・ビートルズ「イエスタデイ」のカヴァーを披露

 そして今回の【アカデミー賞】では、エミネムがサプライズで主演映画『8マイル』の主題歌「Lose Yourself」を披露した。同曲は、2003年の【アカデミー賞】にて<最優秀オリジナル歌曲賞>を受賞したが、その際エミネムは授賞式に出席しなかった。パフォーマンス後に米誌バラエティとのインタビューに応じたエミネムは当時を振り返り、「あの頃の若かった俺は、ああいった(【アカデミー賞】のような)ショーは自分のことを理解してくれないだろうって感じていた」と説明し、さらに「でも、それから受賞したって知って、“いかれてるな!”って思ったよ。(中略)出席していないのに受賞した。あれのおかげですごく誠実なものに感じられたんだ」と述べている。

【第92回アカデミー賞】エミネムが「Lose Yourself」をサプライズ・パフォーマンス
【第92回アカデミー賞】サプライズ出演のエミネム、17年前に出席しなかった理由を明かす

 2020年の【レディング&リーズ・フェスティバル】出演者の男女比率が、大幅に男性アーティスト寄りであることに反発が起きる中、The 1975のマット・ヒーリーが、今後はジェンダー・バランスが取れている音楽フェスティバルにしか出演しないと発表した。本フェスに出演する91アーティスト中、女性アーティストまたは女性がフィーチャーされているアクトは20組。この偏りを問題視した英紙ガーディアンのローラ・スネイプス音楽副編集長が、男性アーティストに対し、フェスティバル出演の契約に“inclusion rider”(包摂条項)を入れるよう呼び掛け、ヒーリーは「(この投稿で)僕がこの契約にサインしたと受け取ってもらっていい」と、スネイプスに反応した。

The 1975のマット・ヒーリー、今後はジェンダー・バランスが取れたフェスティバルにしか出演しないと発表

 さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、ロディ・リッチの「ザ・ボックス」が5週目の首位ををキープした。週間6,320万視聴を記録し、ストリーミングは前週から6%ほどダウンしたが、ストリーミング・チャートでは6週目のトップを維持。また、週間12,000ダウンロードを記録し、デジタル・ソング・セールス・チャートでは16位から9位にTOP10復帰した。今週TOP5入りしたのは、トーンズ・アンド・アイの「ダンス・モンキー」。本国オーストラリアはじめ、ヨーロッパの主諸国では既にNo.1を記録している同曲だが、アメリカでは今週記録した5位が現時点での最高位となる。

【米ビルボード・ソング・チャート】ロディ・リッチ5週目の首位、「ダンス・モンキー」最高位5位へ浮上

 そしてアルバム・チャートでは、リル・ウェインの新作『フューネラル』がNo.1デビューを飾った。なお、今週は、ヒップホップ・アルバムがTOP5を独占しており、上位5組が全てラッパーの作品となったのは、2019年1月26日付チャート以来、1年振りとなる。リル・ウェインにとって5作目の全米No.1となった今作の収録曲は、2020年2月15日付の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”にも初登場しており、「I Do It」(33位)で82曲目のTOP40入りを果たしたリル・ウェインは、これまで81曲をTOP40へ送り込み、歴代記録2位を保持していたエルヴィス・プレスリーの記録を破ることとなった(なお、“Hot 100”の発表が開始したのは、エルヴィスが商業的にブレイクした2年後の1958年)。現時点で、TOP40入り楽曲の最多記録は100曲で、ドレイクが保持している。

【米ビルボード・アルバム・チャート】リル・ウェイン首位デビュー、1年ぶりにラップALがTOP5独占
リル・ウェイン、全米TOP40入り楽曲が82曲に エルヴィスの記録破り歴代2位に浮上

 

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