キング・クルール、3rdアルバム『Man Alive!』完成&新曲を発表

2020年1月15日 / 17:00

 キング・クルールが、待望の3rdアルバム『Man Alive!』から独特な雰囲気が漂う新曲「(Don’t Let The Dragon) Draag On」のミュージック・ビデオを公開した(https://youtu.be/i6CmLBKYrh8)。

 19歳だった2013年に『6 FeetBeneath The Moon』でアルバム・デビュー。たちまち耳の早いリスナーから“神童”として注目を集め、続く19曲入りの大作セカンド『The Ooz』(2017年)に寄せられた高い評価でテン年代SSWの旗手の座を固めたキング・クルールことアーチー・イヴァン・マーシャル。

 今や英ロンドンでもっとも活気あふれる文化的なるつぼ/クリエイティヴなハブに発展した南ロンドン=ブリクストン~ペッカム圏(ダブステップ以降のジャズ新波の盛り上がり、シェイムやブラック・ミディといったポスト・パンクなインディ勢を育んだ土壌)に生まれそのボヘミアンかつ多文化な気風をいっぱいに吸って成長した彼は、故エイミー・ワインハウス、アデル他を送り出したパフォーマンス・アート校であるブリット・スクールを経由し、ギターとサンプラーを手に10代半ばでDIYな音楽活動をスタートさせた。Zoo Kidから2011年にキング・クルールに改名後、先述の2作を筆頭にアーチー・マーシャル名義でのオーディオ・ヴィジュアル作品『A New Place 2 Drown』(2015年)も含むいくつもの作品を発表している。

 ティーンエイジ・ライフを囲む挫折・不安・ロマン・怒り・孤独をザラついた都会的なリリシズムに昇華した歌詞。フィフティーズのロックンロール、サーフ・ロック、ダブ、パンク、ヒップホップ、アーバン・ビート、ソウル、ジャズと幅広い影響を自己流にブレンドするネット世代のフュージョン感覚。フラストレーションの咆哮からフラジャイルな独白まで自在な振れ幅を誇る、マッチ棒のような体躯からは想像もつかないバリトン・ヴォイス―そのオーガニックで感性豊かな音楽性に、イアン・デューリー、ポーグス、リバティーンズに至るビートなパンク詩人を生んだ母国イギリスはもちろんビヨンセやアール・スウェットシャツらアメリカ勢からもラヴコールが送られてきた。

 そんな彼の最新作『Man Alive!』には、共同プロデュースおよびミキシングに前作から引き続きディリップ・ハリス(マウント・キンビー、サンズ・オブ・ケメット他)が参加し、イグナシオ・サルヴァドーレス(Sax他)ら慣れ親しんだ顔ぶれの並んでおり、音楽的には『The Ooz』の延長線上にあると言える。しかしフィルターを通さず何もかも詰め込んだ前作に較べてコンパクトにまとまった本作は、夢想と現実、ヴァーチャルとリアルがシュールに交錯する抽象度の高い映像的なサウンドスケープの内側に聴き手を深く引き込んでいく。25歳になったキング・クルールの、ブルーにこんがらがった心理をじかに感じることができる1枚だ。

 2020年2月21日にリリースされる『Man Alive!』国内盤CDには、歌詞対訳と解説書、そしてボーナス・トラック4曲が封入される。現在iTunes Storeでアルバムを予約すると、本日公開された「(Don’t Let The Dragon) Draag On」がいち早くダウンロードできる。

◎リリース情報
アルバム『Man Alive!』
2020/2/21 RELEASE
XL1009CDJP / 2,200円(plus tax)
国内盤特典:ボーナス・トラック4曲追加収録 / 歌詞対訳・解説書封入
<トラックリスト>
01. Cellular
02. Supermarché
03. Stoned Again
04. Comet Face
05. The Dream
06. Perfecto Miserable
07. Alone, Omen 3
08. Slinky
09. Airport Antenatal Airplane
10. (Don’t Let The Dragon) Draag On
11. Theme For The Cross
12. Underclass
13. Energy Fleets
14. Please Complete Thee
※Bonus Tracks for Japan※
15. Perfecto Miserable (Hey World! Version)
16. Alone, Omen 3 (Hey World! Version)
17. (Don’t Let The Dragon) Draag On (Hey World! Version)
18. Energy Fleets (Hey World! Version)

Artist Photo: Charlotte Patmore


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