音楽とお酒を楽しむ『JAMESON HALLOWEEN LIVE』でグドモ、DATS、FINLANDSが熱演!

2019年11月1日 / 21:00

2019年10月30日(水)@渋谷WWW (okmusic UP's)

アイリッシュウイスキーのブランド“ジェムソン”主催によるアーティストとのコラボプロジェクト『JAMESON HALLOWEEN FES 2』。そのスペシャルライヴイベント『JAMESON HALLOWEEN LIVE』がハロウィン前日の10月30日(水)に渋谷WWWで開催された。
『JAMESON HALLOWEEN FES 2』はハロウィン発祥の地、アイルランドで誕生したジェムソンが始動させた音楽プロジェクト。昨年に引き続き、“新たな経験を仲間と共にアクティブに楽しむ”というブランドテーマに共鳴する注目のロックバンドとタッグを組み、日本のハロウィンを盛り上げた。
今年はグッドモーニングアメリカ、DATS、FINLANDSの3組とコラボ。音楽好きが唸るような、なかなか観られない個性的な組み合わせのスペシャルライヴに加え、ロックミュージックがテーマのオンラインスマホゲーム『BEAT!BEAT!BEAT!』の期間限定リリース、渋谷のミュージックバーと連動したスクラッチキャンペーンがあったりと(同ライヴのチケットやオリジナルグッズを抽選でプレゼント)、9月からハロウィンに向けてさまざまな試みがなされてきた。
■ FINLANDS ■

来場者にジェムソンのドリンクチケットがもれなく配布されるといういい雰囲気の中、プロジェクトの目玉と言えるコラボバンド3組によるスペシャルライヴイベントは、2年連続出演となるFINLANDSのステージから幕を開ける。塩入冬湖(Vo&Gu)をはじめ、サポートメンバーの澤井良太(Gu/EMPTY)、彩(Ba/THE LITTLE BLACK)、鈴木駿介(Dr/KAWAI JAZZ)がお馴染みの冬の装いで登場し、オープニングナンバー「ゴードン」で観客の身体を気持ち良く揺らすと、ささくれ立った「バラード」では赤い照明の下、ありあまる激情と轟音で圧倒。「UTOPIA」になればポップなトーンも加わり、フロアーからはどんどん拳が突き上げられていく。

塩入は“ジェムソンのみなさんが音楽を聴きながらお酒を飲むのは素晴らしいことだということを信念に持ってすごく一生懸命やってくださるイベント、参加できてとても嬉しいです。渋谷はゾンビなどがおり、とても危険な状態ですが、そんな中で来てくださってありがとうございます”と挨拶。その後も去年このイベントに出演する際に作った曲だという「衛星」、エネルギッシュなアップナンバー「call end」「ウィークエンド」を畳みかけるなど、エモーションと痛みを含んだ芯の強い歌を中心に、終始凛とした演奏を繰り広げた。
セットリスト
01. ゴードン
02. バラード
03. UTOPIA
04. 衛星
05. ガールフレンズ
06. call end
07. ウィークエンド
■ DATS ■

続いて登場したのはDATS。大井一彌(Dr)に加えて吉田 巧(Gu)と早川知輝(Ba)もドラムパフォーマンスする「Soul Session」からプリミティブなノリでいきなり沸かせ、そのまま「Mobile」へ。さらに「Memory」にスムースにつなぐと、“はじめましての人も多いかもしれないけど、歌ってくれると嬉しいです”とMONJOE(Vo&Syn)がコール&レスポンスを誘導するなど、持ち味のモダンなエレクトロサウンド、変幻自在のグルーブとともに一気に主導権を握り、会場をダンスフロアーへと変える。

“みなさん、ジェムソン飲んでますか? せっかくだし、乾杯しませんか?”とMONJOEがオーディエンスとコミュニケーションを取る場面もあったりと、ライヴはますます開放的なムードに。クセになるギターリフとシニカルな歌詞が魅力の「オドラサレテル」はアンセムの様相を呈し、TVアニメ『ノー・ガンズ・ライフ』エンディングテーマに起用された新曲「Game Over」も緊張と高揚に満ちていて素晴らしい。ラストは抜けの良いダンスナンバー「Heart」を投下し、ハロウィンをスタイリッシュに盛り上げてくれた。
セットリスト
01. Soul Session
02. Mobile
03. Memory
04. 404
05. Money
06. オドラサレテル
07. Game Over
08 .Heart
■ グッドモーニングアメリカ ■

トリを務めるのはグッドモーニングアメリカ。2020年1月をもって活動休止することを発表している彼らだが、たなしん(Ba&Cho)がジェムソンのボトルに扮するさすがのハロウィンコスプレで会場後方から現れてフロアーを練り歩き、お客さんとハイタッチ&乾杯、さらにはチョコレートを振りまくなど、湿っぽさはまったくもって感じさせない。ライヴでもDATSのMONJOEがシンセアレンジをしたドリーミーな「Tonight Tonight」からハンドクラップにシンガロングを巻き起こし、「光となって」「アブラカタブラ」では金廣真悟(Vo&Gu)のハイトーンヴォイスに引っぱられるように演奏がヒートアップ! 最前エリアではクラウドサーフも起きている。

“うおーっ! ジェムソーーーン!!!  こういう異種格闘技というか、ジャンルもバラバラで、お酒でアダルトみたいなイベントは初めてなんで、思い切り楽しもうと思ってます”と渡邊幸一(Gu&Cho)が話せば、たなしんが“ハロウィンのチャラけた空気が苦手な人も多いと思うけど、今日はめちゃめちゃお洒落に楽しめるから”と続け、お馴染みの全力“ファイヤー!”を合図に、ペギ(Dr&Cho)の激速2ビートが映えるファストチューン「言葉にならない」へと雪崩れ込む。さらに、活動休止前ラストシングルの「フルスロットル」もBPM増し増しで颯爽と聴かせ、オーディエンスが大合唱で応えた「未来へのスパイラル」で最高の熱気のまま本編を締めた。

アンコールに応えて、グドモの4人はジェムソン片手に再登場。“本当に今日は呼んでいただいてありがとうございました。やっと呑めるよー!”と金廣が話し、会場全員で乾杯するというハッピーなムードの中、最後はこんな日に相応しいノスタルジー感あふれる温かなナンバー「そして今宵は語り合おう」で楽しいイベントは幕を閉じた。
セットリスト
01. Tonight Tonight
02. 光となって
03. アブラカタブラ
04. 言葉にならない
05. フルスロットル
06. YEAH!!!!
07. 花
08. 未来へのスパイラル
<ENCORE>
そして今宵は語り合おう
こうして初顔合わせとなった3組の対バンは大盛況のうちに終了。『JAMESON HALLOWEEN FES 2』ならではの特別なコラボ感がある中、オーディエンスはNo.1アイリッシュウイスキーのジェムソンを飲みながら、各アーティストの熱いライヴを満喫した。そんなレポートの最後にグドモの金廣の言葉をーー。

“こういう機会がたぶん来年も再来年もあると思うんで、その時はぜひ友達を誘って参加してもらえれば嬉しい”。

text by 田山雄士


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