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北海道出身のアーティストNoahが、4年ぶりとなる新作ミニ・アルバム 『Thirty』を2019年10月18日にリリースした。
都市世界への入り口のように神秘的に広がる1曲目から、80年代の香港ポップスのミニマリズムが心地よく鳴り響く先行シングル「メルティン・ブルー」まで、アルバムにはまろやかな大陸の風が吹いている。映像で見てきた中華街の未来的な光景と雑然とした街のエネルギー、相反する飾り気のない生活は、彼女が3年前に移り住んだ東京のイメージの縮図となり、この作品の大きなインスピレーションとなった。
東京は、北国生まれのNoahにとって全く異なる世界であり、どこか退廃的な蒸気の波に彩られた荘厳さと華やかさで満たされているが、同様にたくさんの夢が散らばる場所でもある。「像自己」に代表されるアナログ感あふれるエレクトロ・ディスコ・サウンド、ゲーム・ミュージック的な8bit感、存在感を持って放たれる急速なハイハットが都市生活を十分に呼び覚ます一方で、過剰なまでのネオンサインや深夜のロマンスに彩られたピアノ(「夢幻泡影」)、ゆっくりと朽ち果てていくビートとシンセサイザーのコラージュ(「風在吹」)は、実体の見えない希望と生温かい欲望を映し出し、彼女の東京への関心は、日常の華やかさと儚さの両面で描かれている。
幾重にも折り重ねられたNoahの幻想的な歌声は、あらゆるものを織り交ぜながら、彼女が住みたいと思っていた東京の物語を見せる。耳を奪われるドラム・マシーンとLo-Fiなシンセサイザーに浸された歌の数々が、この街が見せる混沌と郷愁の日記を伝えてくれるのだ。
◎「像自己」
https://smarturl.it/Noah-Xiangziji
◎リリース情報
ミニ・アルバム 『Thirty』
2019/10/18 RELEASE
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