NUMBER GIRL、約17年に及ぶ“NUMBER GIRLの空白”をまるで感じさせなかったツアー東京公演

2019年8月25日 / 11:15

 NUMBER GIRLの約17年ぶりとなるツアー【TOUR『NUMBER GIRL』】の東京公演が、2019年8月18日に日比谷野外大音楽堂にて開催された。

 今年2月15日に再結成を発表したNUMBER GIRL。7月27日の新宿LOFTの再始動後初ライブを経て、【RISING SUN ROCK FESTIVAL 2019 in EZO】のステージで改めてNUMBER GIRLの存在を轟かせるはずが、台風接近による悪天候により、出演予定だった1日目(8月16日)が開催中止。NUMBER GIRLとして2002年5月のライブ以来となる日比谷野音公演が、再始動の本格的なお披露目の舞台となった。

 客席を埋め尽くした満場のオーディエンスのみならず、野音を囲む多数の「音漏れ組」も開演を待ち侘びる中、向井秀徳(vo,g)、田渕ひさ子(g)、中尾憲太郎(b)、アヒト・イナザワ(dr)の4人が舞台に登場。一面に巻き起こる大歓声の中、インディーズ盤『SCHOOL GIRL BYE BYE』の「大あたりの季節」でライブはスタート。「皆様がーた! お久方ぶーり! ぶーりぶーり!」という向井の挨拶に続けて、「お待たせしました。お待たせしすぎたかもしれません。それでは行ってみましょう。アクション!」のMCとともに「鉄風 鋭くなって」へ流れ込み、さらに「殺・伐!」のアヒトのコールから「タッチ」へと次々に楽曲を畳み掛け、会場の熱気をぐいぐいと高めていく。

 インディーズ時代の楽曲から現時点での最新アルバム『NUM-HEAVYMETALLIC』の楽曲まで、約7年間の道程を凝縮したようなセットリストで臨んだこの日のアクト。解散前のライブとの大きな相違は、「YOUNG GIRL SEVENTEEN SEXUALLY KNOWING」をややBPM落としてどっしり演奏していたくらいで、この日のライブは約17年に及ぶ“NUMBER GIRLの空白”をまるで感じさせないものとなった。そして、「本当にみなさん、今日はお集まりいただきまして、ありがとうございます」の向井の言葉とともに、最後は「EIGHT BEATER」~「IGGY POP FAN CLUB」でダイナミックに本編の終幕を飾ってみせた。

 アンコールでは、向井が12月からスタートする新たなツアー【NUMBER GIRL TOUR 2019-2020『逆噴射バンド』】の開催を発表。そして、「ドラムス、アヒト・イナザワ!」のコールから再び「OMOIDE IN MY HEAD」さらに「NUMBER GIRLが初めてレコーディングした曲」という紹介とともに、インディーズ時代の「トランポリンガール」を立て続けに披露して、「17年ぶり野音」を熱く締め括った。

 なお、日比谷野外大音楽堂公演の模様は、WOWOWで9月29日に独占放送される。

◎放送情報
WOWOW『TOUR『NUMBER GIRL』 at 日比谷野外大音楽堂2019.8.18』
2019年9月29日(日)20:30予定

◎ツアー情報
【TOUR『NUMBER GIRL』】
2019年9月07日(土)なんばHatch【SOLD OUT】
2019年9月08日(日)福岡DRUM LOGOS【SOLD OUT】
2019年9月27日(金)名古屋ダイアモンドホール【SOLD OUT】
※終了分は割愛

【NUMBER GIRL TOUR 2019-2020『逆噴射バンド』】
2019年12月14日(土)豊洲PIT
2019年12月15日(日)豊洲PIT
2020年01月03日(金)広島CLUB QUATTRO
2020年01月05日(日)Zepp福岡
2020年01月11日(土)新潟LOTS
2020年01月12日(日)金沢EIGHTHALL
2020年01月19日(日)Zepp札幌
2020年01月25日(土)沖縄那覇ナムラホール
2020年02月02日(日)高松festhalle
2020年02月10日(月)Zepp大阪 Bayside
2020年02月11日(火・祝)Zepp名古屋
2020年02月22日(土)仙台PIT

◎リリース情報
再発アナログ盤『LIVE ALBUM『感電の記憶』2002.5.19 TOUR『NUM-HEAVYMETALLIC』日比谷野外大音楽堂』
2019/11/3 RELEASE
<2LP>UPJY-9082 4,950円(tax in.)

再発アナログ盤『DESTRUCTION BABY』
2019/11/3 RELEASE
<LP>UPJY-9086 2,530円(tax in.)


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