夏キターーー!夏に浸りたい、俺フェイバリットな夏ソング5選

2019年8月5日 / 18:00

ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲! (okmusic UP's)

ずいぶん待たされましたが、やって来ました2019年の夏! 学生みたいに「海だ! 山だ! 恋愛だ!」なんて、長い夏休みをエンジョイみたいなことはできないけど。気持ちくらいは夏したい!と、仕事場のCD棚から夏ソングをチョイスして聴いてます。つうことで、今回は俺フェイバリットな夏ソング5選をチョイス。ちょっと古い曲多めですが、毎年、夏になると必ず聴いてる曲ばかりを選びました。アゲアゲなサマーチューンが少ないのは、俺がおじさんになったから!?(笑)
「サマーヌード」(’95) /真心ブラザーズ

近年、「夏ソングと言えば?」みたいなランキングに必ず入ってくる山下智久の「SUMMER NUDE ’13」。若い子はすっかり山Pの曲だと思ってるようですが、オリジナルはこっち! 95年にリリースされた大名曲。素晴らしすぎるので、97年にはCHOKKAKUプロデュースによるゴージャスなアレンジによるセルフカバー「ENDLESS SUMMER NUDE」もリリースされた。何年経っても風化することなく新鮮に響き、毎年この季節には夏の到来を確認するように聴いてます! 13年リリース、ドラマ『SUMMER NUDE』主題歌として使用された山Pのカバーは、CHOKKAKU&OKAMOTO’Sがアレンジを担当。リリースから20年以上も経つ現在も歌い継がれ聴き継がれ、夏に欠かせぬBGMとなっていることが本当にステキです!
「夏の日の午後」(’98) /eastern youth

98年リリース、6thアルバムとなる『旅路ニ季節ガ燃エ落チル』収録。口笛で始まり、熱く激しくエモーショナルに夏を鳴らすこの曲。初めて聴いた時、《蝉時雨と午後の光 まだ生きて果てぬこの身なら》と力強く歌うサビに、ガツンと頭を打たれたあの感覚を聴くたび思い出す。罪や悪を歌う、明るく楽しい夏ソングではないけれど、夏の日の情景や心象を見事に描いた叙情的な歌詞は心震えます。ネットの生中継で見ただけだけど、昨年夏の『フジロック』の演奏も本当に素晴らしかった! 同アルバム収録の「青すぎる空」も暑い夏の日に聴きたい曲。9月28日(土)には17年振りとなる日比谷野外音楽堂でのワンマンも決定してるeastern youth。青すぎる空の下、爆音に燃えろ!
「夏が来て僕等」(’89)/真島昌利

89年リリース。真島昌利、初のソロアルバム『夏のぬけがら』収録。発売当時はまだ、THE BLUE HEARTSのギタリストだったマーシー。アコースティックを基調としたミディアム、スローな曲がほとんどの今作を聴いた時、THE BLUE HEARTSの延長上で聴いた中学生の僕はまったくピンと来なかったのだが。大人になるにつれて、音楽をより好きになるにつれて、今作の良さをどんどん理解していった。そりゃそうだ!  《夏が来て僕等 アイスクリーム食べて笑った》と少年期の情景をノスタルジックに歌う曲を、中2のガキがアイスクリーム食べながら聴いてるんだから理解できるわけない(笑)。おじさんになって改めて聴いて、あの頃の感覚を鮮明に思い出した時、やっとこの作品の本当の良さが分かった気がした。
「マリーゴールド」(’18) /あいみょん

80~90年代の曲ばかりが並ぶところに新しめの曲をぶっ込みますが、この並びにいても不思議と違和感ないのがあいみょん。もはや説明不要の彼女の代表曲であり、今後も夏になると必ず聴きたくなるであろうこの曲。夏の日を想起させるギターイントロで始まり、胸に直接飛び込む、心を揺さぶりすぎる歌とメロディー。歌詞から頭に浮かぶのは、麦わらの帽子の君、あの日の恋心…って、そんな素敵な恋愛したことないくせに、俺よ!(笑) ハスキーだけど湿り気があって、心に絡み付く歌声も抜群。世代を超えて大人気のあいみょんですが、こんなおじさんがキュンキュンしてるんだから、みんな共感するに決まってる! 真夏の夜のいかがわしさを想像する新曲「真夏の夜の匂いがする」も大好き。天才か!
「みじかい夏は終わっただよ」(’93)/Theピーズ

93年リリース、『とどめをハデにくれ』収録。「ヘイ、ベイベー! ついて来いぜ!」と始まる、賑やかで痛快なロックンロールナンバー。今年なんて7月はず~っと曇り空ばかりで、やっと梅雨が明けたけど。夏なんて《何もできねーまま おわっちまったよ》で、すぐ終わっちまうんだろうなと思いながら、この曲聴いて「ま、そんなもんだ」と、始まったばかりの今年の夏を早くも名残り惜しんでます(笑)。変なカオしてサイナラしたあのコへの《思い出すたびふるえるタマキン》とか、独特の歌詞表現も最高! このアルバム収録の「日が暮れても彼女と歩いてた」も、夏の夕暮れに聴きたい大好きな曲。最近、食道癌であることを発表し、アーティスト活動を休止中の大木温之。すごく心配だけど、「はるさんなら大丈夫!」と無責任に断言して、全力で応援したい。頑張れ、はるさん!
TEXT:フジジュン

フジジュン プロフィール:1975年、長野県生まれ。『イカ天』の影響でロックに目覚めて、雑誌『宝島』を教科書に育った、ロックとお笑い好きのおもしろライター。オリコン株式会社や『インディーズマガジン』を経て、00年よりライター、編集者、デザイナー、ラジオDJ、漫画原作者として活動。12年に(株)FUJIJUN WORKSを立ち上げ、バカ社長(クレイジーSKB公認)に就任。メジャー、インディーズ問わず、邦楽ロックが得意分野だが、EBiDANなど若い男の子も大好き。笑いやバカの要素を含むバンドは大好物。


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