サザンオールスターズ、全国55万人動員のツアーが東京ドームにて終幕

2019年6月17日 / 12:00

photo by 西槇太一 (okmusic UP's)

サザンオールスターズのデビュー40周年を締め括るツアー『“キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!”だと!? ふざけるな!!』が、東京ドーム2デイズ公演で完結した。

今回のツアーは、全国6大ドームを含む全11カ所22公演という巨大ツアー。サザンのドームツアーは、今までに5大ドームを含むツアーを2回(2005年、2015年)、4大ドームを含むツアーを1回(1999年※当時は札幌ドームが存在しなかった)それぞれ行なってきているが、6大ドームというのは今回が初めて。全国で55万人もの観客を動員するという、長い歴史の中でも最大のツアーであった。

ツアーファイナルを迎える東京ドームは開演前から異様なまでの、興奮の空気に包まれた。客電が落ち、1曲目の「東京VICTORY」のイントロが流れ始めるとともにステージを囲んでいた幕にメンバー5人のシルエットが投映されると、割れんばかりの手拍子が会場を包み込む。そしてリズムインとともに、幕が振り落とされ、ついにメンバーが姿を現す。バンド音をかき消すほどの歓声に東京ドームが揺れた。

続いて披露されたのは昨年発表された「壮年JUMP」。“全国巡り 今日は千秋楽 お越し下さいまして ありがとう みんなの笑顔に逢いたくて 東京ドームへ 帰って来た”と替え歌で観客への感謝の気持ちを表わすと、場内はさらにヒートアップ。序盤から、50,000人が一体となり、東京ドームは歓喜の空間となった。

その他の演奏曲は、同じく昨年発表された「闘うたちへ愛を込めて」から、「勝手にシンドバッド」や「思い過ごしも恋のうち」などのデビュー当時の楽曲、また平成元年に発表された「女神達への情歌 (報道されないYの彼方へ)」といった久々に披露される曲までの36曲。演奏時間は約3時間半にも及んだ。

最後に歌われたのは「旅姿四十周年」。《東京ドームで また逢おうね みんな元気で さようならを 東京ドームで また逢おうね みんな元気で ありがとうね》と締めくくり、ファンとの再会を誓ってステージの幕が下りた。

そんなツアーの大きなハイライトのひとつは、まだどこにも発表されていない新曲が各地で演奏されたこと。“ツアーでお客さんとともに熟成させていく曲”と語られながら全国で演奏された最新曲について桑田佳祐は、「今後レコーディングして、何らかの形で発表することになります」と話したという。

なお、この東京ドームのライブの模様は、WOWOWで8月に放送されることが決定している。放送日時などの詳細は改めて後日発表されるので、こちらもお楽しみに。

photo by 西槇太一

【セットリスト】

1. 東京VICTORY

2. 壮年JUMP

3. 希望の轍

4. 闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて

5. SAUDADE~真冬の蜃気楼~ 

6. 彩~Aja~

7. 神の島遥か国

8. 青春番外地

9. 欲しくて欲しくてたまらない

10. Moon Light Lover

11. 赤い炎の女

12. 北鎌倉の思い出

13. 古戦場で濡れん坊は昭和のHero

14. JAPANEGGE (ジャパネゲエ)

15. 女神達への情歌 (報道されないY型の彼方へ)

16. 慕情

17. 愛はスローにちょっとずつ(仮)

18. ゆけ‼力道山

19. CRY 哀 CRY

20. HAIR

21. 当って砕けろ

22. 東京シャッフル

23. DJ・コービーの伝説 

24. わすれじのレイド・バック

25. 思い過ごしも恋のうち

26. はっぴいえんど

27. シュラバ★ラ★バンバ SHULABA-LA-BAMBA

28. マチルダBABY

29. ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND-NEW DAY)

30. イエローマン~星の王子様~ 

31. マンピーのG★SPOT

<ENCORE>

1. I AM YOUR SINGER

2. LOVE AFFAIR~秘密のデート〜

3. 栄光の男

4. 勝手にシンドバッド

5. 旅姿四十周年


音楽ニュースMUSIC NEWS

テイラー・スウィフト/SEVENTEEN、2023年のIFPIグローバル・アルバム・チャートを席巻

洋楽2024年3月29日

 テイラー・スウィフトとK-POPが、2023年のグローバル・アルバム・セールスのベンチマークとなったことが、IFPI(国際レコード産業連盟)が発表した新しいデータで明らかになった。  先週発表された「グローバル・ミュージック・レポート20 … 続きを読む

カルヴィン・ハリス、【ウルトラ】でのセットへの“期待以下”というコメントに反応

洋楽2024年3月29日

 現地時間2024年3月24日、カルヴィン・ハリスが、米マイアミで開催された【ウルトラ・ミュージック・フェスティバル】でメイン・ステージのヘッドライナーを務めたが、いくつかの批判的なコメントが寄せられたため、パフォーマンスを擁護した。  米 … 続きを読む

ちゃんみな、新曲「FORGIVE ME」が伊原六花の地上波連ドラ初主演作『肝臓を奪われた妻』主題歌に

J-POP2024年3月29日

 ちゃんみなの新曲「FORGIVE ME」が、4月2日深夜スタートの日本テレビ系火曜プラチナイト・ドラマDEEP『肝臓を奪われた妻』の主題歌に決定した。  『肝臓を奪われた妻』は、最愛の夫に騙され、義母の肝臓ドナーとさせられてしまった主人公 … 続きを読む

柳沢亮太(SUPER BEAVER)、FM802春のCPソングを担当 アイナ/スキマ・大橋/GLAY・TERUなど参加

J-POP2024年3月29日

 FM802が毎年春に実施する『ACCESS!キャンペーン』のキャンペーンングを、今年は柳沢亮太(SUPER BEAVER)が担当、参加アーティストも発表となった。  楽曲タイトルは「はなむけ」で、参加シンガーに、アイナ・ジ・エンド、大橋卓 … 続きを読む

カニエ・ウェスト、ケンドリック・ラマー/ドレイクより勝っていると主張「GOATは一人しかいない」

洋楽2024年3月29日

 現地時間2024年3月28日、カニエ・ウェストことイェーがインスタグラムに投稿し、『ザ・ライフ・オブ・パブロ』に収録されているケンドリック・ラマーとのコラボ曲「No More Parties in L.A.」でケンドリック・ラマーに勝った … 続きを読む

Willfriends

page top