【米ビルボード・アルバム・チャート】ビリー・アイリッシュ首位返り咲き、マネーバッグ・ヨー/『アラジン』サントラ/YGらTOP10デビュー

2019年6月3日 / 12:20

 ビリー・アイリッシュの『ホエン・ウィー・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥー・ウィー・ゴー?』 が、2度目の返り咲き首位獲得を果たした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 4月13日付チャートで No.1デビューした本作は、翌4月20日付チャートでカリードの『フリー・スピリット』(今週5位)に、 4月27日付チャートではBTS (防弾少年団)の『MAP OF THE SOUL : PERSONA』にその座を明け渡し、2週連続の2位停滞となったが、登場4週目となる5月4日付チャートで返り咲きの首位復帰を果たした。

 翌5月11日付チャートでは、3作がTOP3にデビューし4位に転落するも、18日付チャートで再び2位へ上昇し、2位(5月25日)、3位(6月1日)とTOP3をキープした後、今週、通算3週目となる1位を記録した。2度目の首位復帰もそうだが、初登場以降、約2か月にわたりTOP5をキープしていたことも評価すべき実績。

 非連続による3週以上の首位獲得を果たしたのは、2016年5月21日付チャートでNo.1デビューし、同年7月30日付チャートと8月13日付チャートで2度の返り咲きを記録した、ドレイクの『ヴューズ』以来、約3年ぶりの快挙。本作は、その後10月8日付チャートでも1位に復帰し、通算13週のNo.1をマークしている。

 『ホエン・ウィー・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥー・ウィー・ゴー?』 が今週獲得したユニット数は62,000で、1位の作品としては決して高い数字とはいえないが、前週と比較すると4%減しかしておらず、安定したポイントを維持していることがわかる。アルバム全体の再生回数(ストリーミング)も強いが、 先週のソング・チャートで3位にTOP3入りした「バッド・ガイ」のヒットが、アルバムのポイントに大きく貢献している。今週5位のカリードや、2月からTOP10に居座り続けているアリアナ・グランデの『thank u, next』(今週9位)も、シングル・ヒットをアルバムのロング・ヒットに繋げた。

 先週2位にデビューした、DJキャレドの新作『ファーザー・オブ・アサド』は、今週も2位をキープしたが、前週の136,000ユニットから58,000ユニットまで、58%も数字を落としている。キャレドとのバトルが話題となった、タイラー・ザ・クリエイターの『IGOR(イゴール)』も、165,000から51,000まで69%もポイントダウンし、首位から3位に転落している。いずれも、グッズ販売の反響がおさまったこと、それから核となるシングル・ヒットがないことが、大きく数字を落とした理由として挙げられる。

 続いて4位には、米テネシー州出身のラッパー=マネーバッグ・ヨーの新作『43va Heartless』が初登場した。週間ユニットは40,000で、そのうちアルバムのセールスが5,000枚、8割近くはストリーミングによるユニット数だった。本作は、2018年11月にリリースしたデビュー・アルバム『Reset』から、約半年という短い期間で発表された、通算2作目となるスタジオ・アルバムで、その前作が記録した最高13位を大きく上回る、自己最高位更新にして、初のTOP10入りを果たした。これまでの最高位は、2018年8月にリリースしたミックステープ『Bet On Me』が記録した11位だった。

 6位にデビューしたのは、ディズニー映画『アラジン』のサウンドトラック。1992年に制作されたアニメーション映画の実写版として5月24日に公開され、週末の映画ランキングでは1位に初登場している。映画のヒットを受けて、サントラ盤も好調。初週のユニット数は38,000で、そのうち19,000枚がアルバム・セールス、ストリーミングによるユニット数も、サントラ盤としては比較的高いことがうかがえる。1992年に公開された際のサントラ盤は、同年11月28日付チャートで180位にデビューし、1993年2月27日付チャートで同6位まで上昇した。本作も、映画の反響次第では上位ランクインが見込める。日本では、今週6月7日より公開予定。

 米カリフォルニア州コンプトンのラッパー、YGの新作『4Real 4Real』は7位に初登場。週間ユニットは37,000で、アルバムの売上枚数はたった4,000枚と、そのほとんどがストリーミングによるユニット数だった。YGは、本作を含め計4枚のスタジオ・アルバムをリリースしているが、1st『My Krazy Life』(2014年)が2位、2nd『Still Brazy』(2016年)が6位、3rd『Stay Dangerous』(2018年)が5位と、いずれもTOP10入りを果たしている。マネーバッグ・ヨーもそうだが、シングルのプロモーションなしにアルバムをヒットさせるというのは、高い人気を得ている証拠。

 ブレイク中のフィーメール・ラッパー/シンガーのリゾは、シングル「トゥルース・ハーツ」のヒットを受けてアルバム『コズ・アイ・ラヴ・ユー』を前週の13位から10位にランクアップさせている。本作は、5月4日付チャートで7位に初登場し、一旦圏外へランクダウンするも、TOP20をキープし続け今週TOP10復帰を果たした。「トゥルース・ハーツ」は、最新チャートで38位まで上昇し、最高位を更新している。

 

Text:本家一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは、6月7日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『ホエン・ウィー・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥー・ウィー・ゴー?』ビリー・アイリッシュ
2位『ファーザー・オブ・アサド』DJキャレド
3位『IGOR』タイラー・ザ・クリエイター
4位『43va Heartless』マネーバッグ・ヨー
5位『フリー・スピリット』カリード
6位『アラジン』サウンドトラック
7位『4Real 4Real』YG
8位『ベイビー・オン・ベイビー』ダ・ベイビー
9位『thank u, next』アリアナ・グランデ
10位『コズ・アイ・ラヴ・ユー』リゾ


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