故プリンス、死の数週間前に発表されていた回想録『The Beautiful Ones』が10/29に発売

2019年4月23日 / 12:40

 故プリンスが生前準備を進めていた回想録が2019年10月29日に出版される。米出版社ランダムハウスが2019年4月22日にAP通信に明かしたところによると、プリンス財団との独占提携で実現する『The Beautiful Ones (原題)』と題された著書には、プリンスが執筆していた未完原稿、珍しい写真、切り抜き資料、手書きの歌詞などが含まれるとのことだ。2016年にプリンスが死去する数週間前に発表されたこの本の前書きは、彼がコラボレーターとして指名していた米誌ニューヨーカーのライター、ダン・ピーペンブリング(Dan Piepenbring)が執筆する。

 「“The Beautiful Ones”は、プリンス・ロジャース・ネルソンが私たちの知るプリンスになるまでの極めて個人的な記述だ。彼を特徴づけることになるヒット曲や名声以前に、自分のまわりの世界を吸収しながら、ペルソナを、芸術的ヴィジョンを、そして人生を創り出した若者のリアルタイムな物語だ」とランダムハウスは発表している。

 また、「この本では、プリンスの幼少時代から初期の音楽活動、そしてグローバルなスターへの入り口に立つころまでを、プリンスが執筆した原稿、彼がスクラップブックしていた個人的な写真、そして邸宅兼スタジオのペイズリー・パークに所蔵してあった数々の有名曲のオリジナル・リリック・シートで振り返っている。“パープル・レイン”の手書き原稿も含まれ、この最高傑作に至るまでのプリンスの進化を、これまで明かされたことがなかった記憶や未公開画像などで描いていく」とのことだ。

 ピーペンブリングの前書きは、「プリンスが、これまで入念に育て上げてきた不思議さや神秘的雰囲気を保ちつつ、どのように自身やアイデアをもっと世間に知ってもらえるか慎重に考えていた」という彼の晩年に触れている。

 プリンスは、3年前の4月21日にフェンタニルを誤って過剰摂取したことにより57歳で死去した。2018年に著作権代理人のエスター・ニューバーグ(Esther Newberg)が米誌バラエティーに対し、プリンスは50ページ以上を手書きで残していたと話している。

 著書の編集者クリス・ジャクソンは声明で、『The Beautiful Ones』は、「プリンスの人生への美しいトリビュートだ」と述べ、「そしてはるかにそれ以上のものでもある。プリンスのアイデアやヴィジョン、声やイメージが詰まった、本当に感動的で活力を与える文芸作品だ。プリンスのファンのみならず、史上最高のクリエイティブ・アーティストで独創的な偉人が、自分という最高傑作に取り組んでいる様子を見てみたい者にとっての宝だ」とコメントしている。


音楽ニュースMUSIC NEWS

YONA YONA WEEKENDERS、新曲「寿司と酒」MVティザー公開

J-POP2024年3月28日

  YONA YONA WEEKENDERSが、4月3日にリリースする新曲「寿司と酒」のティザー映像を公開した。   ツマミになるグッドミュージックを奏でる4人組バンド・YONA YONA WEEKENDERSが、かねてより4月3日のリリー … 続きを読む

コーシャス・クレイの来日公演が5月に一夜限り開催

洋楽2024年3月28日

 コーシャス・クレイの来日公演が5月30日に東京・duo music exchangeで開催される。  米オハイオ州出身、マルチプレイヤー/シンガーソングライターのコーシャス・クレイ。チケットは、クリエイティブマン会員先行受付がスタートして … 続きを読む

WurtS、東名阪ホールツアーファイナル公演を生配信決定

J-POP2024年3月28日

  WurtSが、東名阪ホールツアー【WurtS CONCERT HALL TOUR Ⅰ】ファイナル公演を3月28日にYouTube Liveで生配信することが決定した。   3月19日の大阪・オリックス劇場よりスタートしたWurtS初の東 … 続きを読む

Novel Core、新曲「CHAOS」リリース&MV公開

J-POP2024年3月28日

  Novel Coreが「CHAOS」をリリース、ミュージックビデオを公開した。   公開されたミュージックビデオは、楽曲のビートチェンジに合わせて、ヒップホップ、ロック、クラシックなど、様々な側面を持つNovel Coreが登場し、それ … 続きを読む

さとうもか、「Everyday」MV公開

J-POP2024年3月28日

  さとうもかが、3月20日にデジタルリリースした新曲「Everyday」のミュージックビデオを公開した。   前作同様、ディレクションは中山桜が担当。サビ部分に合わせて振り付けがあり、ポップな曲調にぴったりな楽しい作品となっている。   … 続きを読む

Willfriends

page top