新曲はDL、旧曲はストリーミングが定番か?! back numberの配信戦略【Chart insight of insight】

2019年4月7日 / 13:00

 back numberの「HAPPY BIRTHDAY」が好調だ(【表1】)。今週のHot100で3位、ダウンロードのポイントでは圧倒的な1位となっている。2月27日リリースなのですでに1ヶ月以上経つが、それでもこの勢いということは、早くもロングセールスが予想される。

 back numberはもともとダウンロードに関して非常に強いアーティストだ。今回もよく見ると、ダウンロードに関しては3/4付で首位となってからは、1週のみ2位になっているがそれ以外は5週も首位をキープしている。フィジカルのポイントが、3/11付で4位となった以降徐々に下降していることを考えれば、圧倒的にダウンロードに強いということが手に取るようにわかる。また、旧作はストリーミングも解禁したが、新譜の配信に関してはダウンロードのみであることには変わらない。しかし、今週はアルバム『MAGIC』のリリースも重なったため、ラジオのオンエア回数や動画の再生数なども後押しとなって盛り上がりを見せている。

 それと同時に、旧曲の動きも活発だ。「オールドファッション」の26位を筆頭に、Hot100にはなんと9曲がチャートインしている。全体的にいえることは、ストリーミング解禁をした楽曲は、やはりそのポイントが大幅にアップしていることだ。例えば、32位にランクインした「高嶺の花子さん」は、2013年発表の楽曲だが、昨年11月にLINE MUSICでの先行解禁と、2月の全面解禁によってダウンロードから完全にストリーミングへと移行している(【表2】)。他の楽曲も概ねこのような動きを見せており、新曲がコアファン中心にダウンロードへ促しつつも、旧曲はストリーミングで幅広い層にアピールするというのが今後の流れになってくるだろう。

 アーティストのキャリアが長くなれば長くなるほど、旧作の聴かれ方が問われるようになってくる。フィジカルのCDが売りにくくなった今、back numberのような戦略はひとつの指標になっていくに違いないText:栗本斉


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