DESURABBITS、ファンとの絆の深さを提示した1年振りのワンマンライブをレポート

2019年3月25日 / 19:00

DESURABBITSが、2019年に入って掲げた“兎革命”。その第一弾として行なわれたのが、対照的な両A面シングル「卒業少女‐未来絵‐/でも、逃げんな」を引っ提げた、3月23日(土)渋谷CYCLONEでの1年振りとなるワンマン公演『DESURABBITS ワンマンLIVE兎革命 vol.1‐卒業少女‐』だった。チケットはソールドアウトを記録。さっそく、この日の模様をお伝えしたい。

ライブはDESURABBITSのこれまでの歩みを振り返る映像の数々を映し出してスタート。オリジナルメンバーのままで年月を駆け抜けてきた彼女たちの成長の過程が流れるたびに、フロアからは歓声が飛び交う。そして、映像に映し出された“SHOW MUST GO ON”の言葉を合図に幕を開けた。

ラウドロックの重厚なサウンドの上でクールに、でも可愛らしさも醸しながら歌う最新モードの「卒業少女-未来絵-」を披露。続けて、彼女たちの始まりの歌となった「アイドル STAR WARS」を並べてきたところが面白い。デビュー当時から部長のデスボイス&メタルポップ交じりにヘヴィな楽曲を届けていたように、DESURABBITSの本質は昔も今も何も変わってないという姿勢をわかりやすく提示していた。長年、ファンたちと一緒にライブで育てあげた、この「アイドル STAR WARS」で、フロアの熱は一気に最高潮へ。

ヘヴィな音へキラキラとしたポップ要素を重ね合わせた「2nd Attack」や、疾走するラウドなEDMチューン「うちゅちゅ」でも、観客たちが“にゃんこ、こにゃんこ、おおにゃんこ”や“オイ! オイ!”と拳を振り上げながら声を張り上げてレスポンスしていく。親しみ覚えるキャッチーさを持った曲たちなのに、根底に重厚なRock要素を持っているからこそ騒がずにいれなくなる。

“人がたくさんいるー”、“やばいよー”と、人がぎっしりのフロアーを観て素直に言葉を漏らすメンバーたち。その反応も、かわいらしくて新鮮だ。“私たちの1年ぶりとなるワンマンライブにお越しいただきありがとうございます。みなさんのおかげで無事にソールドアウト出来ました、やったー!!”(ゆず)と、この日はメンバーの口からも素直な発言がポンポン出ていた。

ゆずの“みんなのことをぶっ倒すつもりでいくんで”の言葉に続いて披露したのが、ギュウギュウの場内の中で観客たちを暴れさせた「恋する季節」。胸をキュッと疼かせる切ない歌メロにも関わらず、自然と身体が騒ぎだす。華やかなダンスビートに乗せ、会場をダンスフロアに塗り替えた「なんで?」。“大人はLiar、わたしはAnger”と、激しさの中へチャーミングな魅力を詰め込んだラウドポップ・チューンの「Anger」と、DESURABBITSは親しみやすさと暴走したい感情を同時に沸き起こす曲の数々をぶつけ、フロアーの熱をさらにアゲてゆく。事実、“酸素ボンベ用意したほうが良かったんじゃない?”の言葉がメンバーの中から出るくらい、すでに場内は異常な熱気に包まれていた。

会場中に“あんぽんたーん”の声が飛び交えば、ひげダンス風の振り付けが楽しい、不思議可愛い少女かりんがリードを取った奇天烈ポップチューンの「怪獣ANPONTAN」へ。激しい演奏をベースに据えつつも、哀愁センチメンタルな香りを振りまいた、胸をキュッとしめつける「失恋したらWASABI」に続き、リーダーのゆずが初センターとなる、最新ナンバー「でも、逃げんな」を通して作り上げた笑顔浮かぶ一体感。明るく力強い表情を持ったこの歌に触れていると、逃げることなく戦う強い意思が身体中から漲りだす。

“ノンストップぴょんぴょんメドレーMix”では、「みんなおいでよ!ですラビランド!」「アイドル STAR WARS」「うさぎのきもち」「うさぎのダンス」「うさぎストリーム2」をノンストップで繋ぎ、観客はエンドレスで飛び跳ね続ける、唯一無二のDESURABBITSらしい風景を描き出していった。

“もっと、みんなと一体感を感じたいな”の言葉に相応しい曲として披露したのが、「中二の夏。おじさんの夏。」だ。メンバーも観客たちも、両隣の人たちと一緒に肩を組んで大合唱。えみの歌声やタオル振りまわすメンバーらの姿に導かれ、いつしかフロアーもタオルを振りまわし飛び跳ねていた。爆裂コミカルポップチューン「日本たまご協会公式ソング」では、フロアーがエクササイズばりに踊り騒ぐ。数々のライブで観客をハンドサインに巻き込んできた定番「デスラビッツ軍の七ヶ条」。そしてライブ終盤のキラーチューン、「お祭りJAPAN‼告白Night」と「LAST SONG」のお祭りセットを立て続けにプレゼント。ミディアム、バラード曲はまったく挟まない、終始アゲ続けた祭りは、ほぼノンストップで大興奮の宴を描きあげていった。

アンコールでは、ふたたび最新ナンバーの「卒業少女-未来絵-」と「でも、逃げんな」を披露。冒頭でも触れたとおり、この対照的な二曲をあえて二度ずつ披露したところに、“兎革命”の本質的なメッセージが込められている気がしてならない。

“この場所にずっといたいくらい楽しかったし、だから、この楽しさをもっと広げていきたいなと思ったの。DESURABBITSでもっと上にいきたいって本気で思うからこれからもついてきてくれると嬉しいです”(えみ)

“このセトリはハードで、エネルギー?体力が持つか心配だったけど、最後までやりきれて楽しかったなと思った。最初に出てきたときぶわっと人がいて、笑っちゃったくらい本当に嬉しかったです。これからも、もっといっぱいの人にDESURABBITSのことを知ってもらえたらなと思うので、応援よろしくお願いします”(かりん)

“兎革命を始めて、初めてのワンマンライブ。ガチで全部DJから音を出しているんですよ。DESURABBITSはずっと変わらないこのメンバーで、みなさんにすっごい景色を見せていきます”(部長)

“今回のワンマンは、とにかく楽しかった。こんなに熱いライブになったのも、みんなのおかげです、ありがとう。今回のライブは絶対にソールドアウトさせたかったから、自分達で路上ライブをやるなど、初めて自分たちから動いたライブになりました。でも、これをもっと更新していきたいじゃん。だから、もっともっと自分たちのやりたいことのために、ここにいる誰一人置いていかずに次へ向かいたいなと思ってます。次のワンマンライブ、9月14日下北沢GARDENでやることに決めました。もっともっと上にいけるように、みんなを引っ張っていくから、ついてきてくれたら嬉しいです”(ゆず)

4人の言葉を受け、最後にDESURABBITSからの感謝の想いを込めた「本当の世界中にありがとう」を歌唱。MCではギリギリで堪えていた涙が、“ありがとう”の歌詞に相まって思わず彼女たちの頬を伝っていた。それを目撃したフロアーの全員が“ありがとう”と言葉を返す。その関係に、DESURABBITSとファンたちが築き続けてきた絆の深さを実感。さぁ、この幸せを、次は9月のワンマン公演へ繋ごうか。もちろん、新しい仲間たちを呼び込みながら。その仲間は、きっとあなたかも知れない。いや、あなたであってほしい。

この日のワンマン公演をソールドアウトさせたDESURABBITSは、“兎革命”第二弾として、9月14日(土)に下北沢GARDENでワンマン公演を行なうことを発表した。快進撃ならぬ怪進撃を続ける彼女たち、その動きからまだまだ目が離せない。
photo by Daiki Tajima

text by 長澤智典

【セットリスト】

卒業少女-未来絵-

アイドル STAR WARS

2nd Attack

うちゅちゅ

恋する季節

なんで?

Anger

怪獣ANPONTAN

失恋したらWASABI

でも、逃げんな

部長DJタイム

・ノンストップぴょんぴょんメドレーMix

みんなおいでよ!ですラビランド!

~アイドル STAR WARS

~うさぎのきもち

~うさぎのダンス

~うさぎストリーム2

中二の夏。おじさんの夏。

日本たまご協会公式ソング

デスラビッツ軍の七ヶ条

お祭りJAPAN‼告白Night

LAST SONG

<ENCORE>

卒業少女-未来絵-

でも、逃げんな

本当の世界中にありがとう


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