山口一郎×広瀬すず初対面、サカナクション「忘れられないの」使用のソフトバンク新CM

2019年3月22日 / 00:00

 サカナクションの新曲「忘れられないの」が起用され、ボーカルの山口一郎も出演するソフトバンク株式会社「SoftBank music project」の新テレビCM「速度制限マン」篇が、2019年3月23日より全国で放映開始となる。

 新テレビ CM には、東京と北海道で遠距離恋愛中のカップル役として、広瀬すずと吉沢亮が登場。小樽から上京し引っ越してきたばかりの部屋で、SNS にアップロードした吉沢との自撮り動画を見ようとした広瀬が、スマホの画面を必死で隠そうとする謎の速度制限マン(速度制限を擬人化したキャラクター=嶋田久作)と遭遇。何とか動画を再生するべく、春の街へ飛び出し、 救世主(サカナクション 山口一郎)の手助けによって、無事動画が見られるようになるというユニークなストーリーを通じて、対象の動画サービスや SNS が使い放題となる「ウルトラギガモンスター + (プラス)」の魅力が表現された。

 広瀬を邪魔する嶋田の前に、山口が敢然と立ちはだかるシーン。最初はやや遅れを取る場面もあった山口だが、膝を柔らかく保ち、腰を落として低い姿勢を取る、バスケットボールのディフェンスのような動きで巧みに対応。スピードやフェイントに次第に慣れてくると、素早い攻防を間近で見ていた広瀬から、「二人とも速っ!」と驚きの声が上がるひと幕もあったという。ちなみに、ここでは山口も嶋田も終始無言。動画が再生され、嬉しそうな広瀬の笑顔と、黙々と動く山口&嶋田の必死の形相とのギャップに、現場は楽しそうな笑い声に包まれた。

 サカナクションの新曲「忘れられないの」は、本CMのために書き下ろされた楽曲で、4月24日リリースのニュー・アルバム『834.194』に収録される。

◎サカナクション 山口一郎 インタビュー
――今回の新テレビCMのために書き下ろした『忘れられないの』は、どのように制作されたのでしょうか?
僕がレコーディングしているスタジオで深夜、CMプランナーさんと監督と3人で会議をしたんですよ。 コンセプトが「上京」ということだったので、どういう内容にしようかとか、言葉の方向性とか曲調の部分 をすり合わせました。テレビCM用に楽曲提供する時ってたぶん、こういう形でやることはないと思うん ですけど、今回のように事前にクリエイティブチームと直接やり取りできたのがすごく良くて、二人が考えたプランに、歌詞をあてていくという作業が楽しかったです。結局この新テレビ CM のために、歌詞を150パターン書いたんですよ。で、選ばれたのが115パターン目。正直、自分でもこんなに書くと思わなかったですね(笑)。実は撮影の時点で、新テレビCMで使うAメロの部分しかできていなくて、こ れから全体の歌詞を書いていくんですけど、けっこう珍しい制作方法だったので、それもまた楽しかっ たです。

――「上京」がテーマの新テレビCMですが、上京した時の思い出や印象的なエピソードをお聞かせください。
3 枚目のアルバムを出す時、地元の札幌から東京に出てきたんですけど、メンバーの中に二人いた 女の子のうち、一人が就職していて、上京となると仕事を辞めないといけないじゃないですか。当時26歳で、仕事を辞めた女の子を東京に連れて行くって、けっこうすごいことだなと。だからこそ、絶対 に成功しないといけないっていう、そういうプレッシャーを持ちながら上京したことを覚えています。で、東京に来た時、最初に思ったのは、意外と坂が多いんだなということと、風のにおいが土の上を通ってきた風じゃなくて、コンクリートの上を通ってきた風のにおいだなっていう感覚。あと、いつまでも夢をあきらめなくていい街なんだなと思いました。地元にいると、結婚をいくつまでしないといけないとか、夢をあきらめるタイミングってけっこう早い段階であるんですけど、東京っていう街はいい意味でも悪い意味でも、ずっと夢を見ていられる街というか。あと、東京って、東京生まれの人がいっぱいいるのかなと思ったら、そういう人はあんまりいなくて、ローカルの集合体なんだなと感じました。

――テレビ CM で初共演した広瀬すずさんの印象をお聞かせください。
お会いしたのは初めてで、ちょっとしかお話しできなかったんですけど、一緒に撮影する中で、改めてすごいお仕事をされてるなというか。僕はミュージシャンなので、自分が作った言葉を自分で歌えばいいだけなんですけど、役者の方は誰かが作った言葉を、自分の言葉にして話さないといけない。そういうところを主戦場にしているのって、すごく大変なお仕事だなと思いました。

――普段のスマホの使い方で、アーティスト特有だなと思うシーンがありましたらお聞かせください。
ひとつは、僕はアコースティックギターで曲を作るんですけど、音だけを録音していると、どういうコードを押さえてたかって忘れちゃうんですよね。だから、自分が弾いているところを録画して、手の動きとかその時のニュアンスとかを確認しています。もうひとつは、スマホのスピーカーで音楽を聴く人が多いので、完成した曲は必ずスマホで再生して、どういう風に聞こえるのかチェックします。スマホが一番多いんですけど、他にもテレビで流れることも多いので、テレビのスピーカーでも再生しますね。厳密にいうとテレビにはコンプレッサーがかかってるので、そのままダイレクトに流れる音にはならないんですけど、いろんなアウトプットがある世の中で、自分たちの音がどういう風に聞こえるのかというチェックは必ずやります。

――4 月から新生活を送る皆さんにメッセージをお願いします。
新テレビ CMのコンセプトが「上京」「新生活」ということだったので、自分なりに気持ちを込めて書かせ ていただきましたが、「上京」「新生活」という中で経験したことは、その後の人生の糧になるというか。違う言い方をすると、餌になるんですね。それを当時、実年齢の時はなかなか気付けないんですけど、年を取ってくるとそうなんだなと理解できてくると思うので、一瞬一瞬を人生のシャッターチャンスだと思って、きちんと自分に焼き付けていっていただけたらなと。新しいこともいつかは懐かしい思い出に なったりするので、その両方をかみ締めてもらえたらなと思います。

◎リリース情報
アルバム『834.194』
2019/4/24 RELEASE
<完全生産限定盤A(2CD+Blu-ray)>
VIZL-1590  5,900円(tax out)
<完全生産限定盤B(2CD+DVD)>
VIZL-1591 4,900円(tax out)
<通常盤(2CD)>
VICL-65194~65195 3,500円(tax out)


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