STEPHENSMITH、先進性とポテンシャルの高さを大いに感じさせた初ワンマン

2019年2月12日 / 19:00

 STEPHENSMITH(スティーブンスミス)が、初のワンマンライブ【Essay】を、2019年2月8日に渋谷 TSUTAYA O-nestで開催した。

 昨年12月5日にアルバム『ESSAY』をリリースしたSTEPHENSMITH。ステージは、昨年春の配信&アナログリリースとなった「豪雨の街角」からスタート、前半では「紫陽花」「手放せ」、MV公開中の「欲しがり」など、アルバム収録曲が一気に演奏された。アルバムでは鍵盤やサックスを交えた楽曲も、ライブではメンバー3人だけの演奏で再現、トリオバンドながら、そのアンサンブルの多様さに客席からは感嘆の声があがっていた。

 中盤、山下達郎のカバーなどでも知られる、ブレッド&バターの1970年代の名曲「ピンクシャドウ」が演奏されると、初のワンマンのせいか多少の固さを残した前半より一転、ステージ、客席ともにリラックスしたムードに。続く「微温湯の雨」「夜釣」など福岡時代の曲の後には、早く録音をしたいというMCを受け、アルバム未収録の新曲「LOAFER」「LADY」を連続で演奏、リリースライブとしながらも、既に次のステップを見据えた彼らの姿勢を感じさせる構成となっていた。

 本編最後は、メンバーの思い入れが強いという「皺寄せ」、そしてアンコールは、昨年末に公開されたMVが順調に再生数を伸ばしている「ベッドタイムミュージック」を披露、彼らのR&Bミュージックへの強い憧憬を感じさせる楽曲でライブを締めくくった。まさにバンドのテーマである「スロウタッチ」が見事に具現化されたSTEPHENSMITHのライブ、彼らの先進性とポテンシャルの高さを大いに感じさせる初ワンマンとなった。

Photo by Jumpei Yamada

◎セットリスト
【STEPHENSMITH Release Live 「Essay」】
2019年2月8日(金)TSUTAYA O- nest
01. 豪雨の街角
02. 紫陽花
03. 手放せ
04. 放蕩の歌
05. デコルテ
06. 欲しがり
07. ピンクシャドウ
08. 微温湯の雨
09. 夜釣
10. フラットな関係
11. LOAFER
12. LADY
13. あだると
14. 皺寄せ
En. ベッドタイムミュージック


音楽ニュースMUSIC NEWS

ビヨンセ/リル・ナズ・Xらがカントリー・ミュージック界に与えた影響を探るドキュメンタリー映画『Call Me Country』配信へ

洋楽2024年4月19日

 『カウボーイ・カーター』が米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で2週連続首位をキープする中、世界中がビヨンセの最新作を分析し続けている。現地時間4月18日、米HBO Maxはプレス・リリースで『Call Me C … 続きを読む

デュア・リパ、新作に参加したアーティストたちは“ザ・バンド”「ザ・ビートルズにいるような気分」

洋楽2024年4月19日

 デュア・リパの11曲入りアルバム『ラディカル・オプティミズム』のリリースまであと数週間となったが、28歳のポップ・スーパースターは米エル誌の新しいカバー・ストーリーで、楽曲を組み立てる長い創作過程について語った。  デュアは、長年のコラボ … 続きを読む

Gentle Forest Jazz Band、最新アルバムを引っ提げて東阪ビルボードライブツアーを開催

J-POP2024年4月19日

 Gentle Forest Jazz Bandが、最新アルバム『Nice BIG BAND』を引っ提げて東阪ビルボードライブツアーを開催することが決定した。  2005年に、在日ファンクのトロンボーン奏者“ジェントル久保田”を中心に結成、 … 続きを読む

【アニサマ2024】Aimer/『【推しの子】』より“B小町”/北宇治カルテットら第2弾出演アーティスト発表

J-POP2024年4月19日

 2024年8月30日から9月1日までの3日間、埼玉・さいたまスーパーアリーナにて開催されるアニソンライブイベント【Animelo Summer Live 2024 -Stargazer-】の第2弾出演アーティスト5組が発表となった。  初 … 続きを読む

リアーナ、待望のニューALについて“ヒットを生み出せそうな素材”があると語る

洋楽2024年4月19日

 2016年の大ヒットアルバム『アンチ』の待望の続編となる通称“R9”がいつリリースされるのか、ジャーナリストやファン、その他多くの人々がリアーナに尋ねているが、進行中だというこのプロジェクトについて彼女は曖昧な、時には矛盾した答えを出し続 … 続きを読む

Willfriends

page top