【第61回グラミー賞】女性パフォーマーが圧倒多数の今年の“音楽の祭典”をまとめてレポート

2019年2月11日 / 18:10

 本日2019年2月11日(現地時間2月10日)に米LAのステイプルズ・センターにて、世界最高峰の音楽の祭典の【第61回グラミー賞】授賞式が開催された。興奮冷めやらぬ中、その式の模様をまとめてお伝えする。

 今年は本番前から、受賞者のリーク疑惑やアーティストのパフォーマンス辞退などネガティブな話題が報じられていたが、式典はそれを忘れさせるような多様性とエンターテインメント性に溢れていた。カミラ・カベロの「ハバナ」のパフォーマンスでスタートを飾り、近年のラテンブームに乗っ取ってリッキー・マーティンやJ・バルヴィンといったラテン系スターがオープニングに花を添えた。開会のモノローグでは、司会のアリシア・キーズの呼び声で、レディー・ガガ、ジェニファー・ロペス、ウィル・スミスの妻のジェイダ・ピンケット=スミス、そしてミシェル・オバマが勢ぞろい。出だしから今年はパワフルな女性が式に関わっていくことを表明した。

 最多受賞したのはチャイルディッシュ・ガンビーノとケイシー・マスグレイヴスで、4部門を受賞した。チャイルディッシュは「This Is America」で<年間最優秀楽曲賞>、<年間最優秀レコード賞>、<最優秀ラップ/サング・パフォーマンス賞>、日本人ヒロ・ムライが監督したMVで<最優秀ミュージックビデオ賞>を獲得。ケイシーは<年間最優秀アルバム賞>、<最優秀カントリー・アルバム賞>、<最優秀カントリー・ソング賞> そして<最優秀カントリー・ソロ・パフォーマンス賞>とノミネートされていた賞を全て獲得している。8部門で最多ノミネートされていたケンドリック・ラマーは<最優秀ラップ・パフォーマンス>の1冠のみに終わった。<年間最優秀新人賞>に輝いたデュア・リパは、シルク・シティとのコラボ曲「Electricity」で<最優秀ダンス/エレクトロニック・レコーディング賞>と合わせて2つの賞を獲得した。

 『LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’』が、<最優秀レコーディング・パッケージ賞>にノミネートされ、今回初めて【グラミー】の式典に足を踏み入れたBTS (防弾少年団)は、<最優秀R&Bアルバム賞>のプレゼンターとして登壇。【グラミー】のステージに立った韓国出身のアーティストは、彼らが初となる。そしてその<最優秀R&Bアルバム賞>を獲得したのが、現在21歳の女性シンガーH.E.R.だ。デビュー・アルバム『H.E.R.』には、彼女がティーンの頃から楽曲を手掛けている横浜出身のミキ・ツツミがエンジニア/ミキサーとして参加しているところも日本人としては嬉しいポイントだ。

 堂々としたH.E.R.のパフォーマンスには、そのサウンドやギタープレイからどこかプリンスを彷彿とさせる要素が見られたが、プリンスから多大な影響を受けている女性シンガーがもう一人いる。『ダーティー・コンピューター』が<年間最優秀アルバム賞>にノミネートされたジャネール・モネイだ。生前のプリンスと長年交流を深めていたジャネールは、彼の特徴的なギターリフを存分に使用した「メイク・ミー・フィール」とともに、今年のある種のテーマでもある女性エンパワメントを表現した。

 さらに今年はベテラン女性シンガーたちによるスペシャル・メドレーも話題に。音楽や慈善活動に貢献したミュージシャンに贈られる「ミュージケアーズ・パーソン・オブ・ザ・イヤー」に選出され、18年ぶりに【グラミー】のステージに立ったドリー・パートンや、3月26日に75歳の誕生日を迎えるダイアナ・ロス、そしてモータウン60周年を祝ったメドレーで驚異のパフォーマンスを見せつけた歌姫ジェニファー・ロペスらは、年齢を感じさせないパワフルな歌声と感動を世界中に届けた。

 女性アーティストのノミネートが少なかった昨年に比べて、今年は女性が大いに輝いた【第61回グラミー賞】。この模様はWOWOWで2月11日夜と3月31日に字幕版として放送される。

◎番組情報
『第61回グラミー賞授賞式』
2019年2月11日(月・祝)夜10:00~、WOWOWライブにて放送(字幕版)
2019年3月31日(日)午後3:00~、WOWOWライブにて再放送(字幕版)


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